最近では「このバージョンのOSには対応していません」とハネられるアプリケーションも増えてきた。OSのサポートも10.5以下はすでに終了している。10.6のサポート打ち切りも間近かもしれない。
バージョンアップは急を要したが、長年使い慣れた環境を変えるのは、予想以上の困難を極めた。古いパワーPC系のアプリは10.7以上では使用不可能なので、全面的に別のIntel系アプリに変換する必要がある。この作業が最も大変だった。
今後使う可能性の低いAppleWorks系のファイルのいくつかは変換を断念し、どうしても必要な場合はOS10.6のままで残してあるMacBookで開くことにする。
あらゆる可能性を想定して、必要なファイルのバックアップをとり、ようやくアップグレードが可能な環境がすべて整った。
使っているMac-miniは最新のOS10.11にも対応していたが、手持ちアプリの対応状況やネット情報収集で評判のよいOS10.9に留めることにする。それでも一気に3つ上げるいわば「3段跳び」で、果たして問題なくやれるのか、かなりの不安があった。
午後から作業を開始。充分調べたつもりでも、想定外のトラブルが続発。HD上のイメージファイルからは直接アップグレード出来ず、どうしても起動用のUSBメモリを作成しなくてはならない。この問題を解決するのに、夕方までかかってしまった。
(「ディスクユーティリティ」を使うと、OS10.6.8からでも起動用USBメモリの作製が可能)
17時過ぎからようやくアップグレード開始。完成した起動用USBメモリを挿してoptionキーを押しながら再起動してスタート。画面には「所要時間40分」と表示されるが、なかなか進まず、結局1時間半近くもかかった。
その後もいろいろ待たされて、ようやく使える状態になったのが19時ころだった。
夕食をはさんでさらに作業。ソフトウェア・アップデートを使って10.9から10.9.5にさらにアップグレードさせたが、ここでまた1時間以上を延々費やす。
汎用性の高いアプリケーションをいくつか起動させてみたが、いまのところ問題なく動いてくれる。HD内のファイルはそのまま残っているが、対応していないアプリと関連ファイルはバッサリ処分した。
プリンタやスキャナのドライバーも更新しないと使えず、これらの機器の動作を確認したところで、今日の作業は打ち切りとした。残ったアプリのバージョンアップと動作確認は、明日以降に持ち越しである。
忍耐の連続だったが、メモリを4Gまで増やしておいたせいか、動作はスムーズ。しばらくはOS更新の不安から解放されそうだ。