2015年12月19日土曜日

家族的ライブの積み重ね

 怒涛のXmas連続ライブ3日目、10年以上も続く長いお付き合いのある近隣のグループホームで歌った。記録を調べてみたら、今回で27回目の訪問。よくぞ続いた。
外は激しい地吹雪だったが、積雪そのものはそれほどでもない。昨日に続き、車で数分の施設なので、難なく到着。近い会場は何かと都合がいい。

 予定よりやや遅れて、11時5分くらいからライブ開始。会場がやや狭いので交流電源のPAは使わず、主に路上ライブで使う乾電池式のPAを持参した。場所の都合で低い三脚に載せて使ったが、音はまずまずだった。
 いつものように男女のギター弾き語りユニット、エイプリルさんとの共演で、いつものように私が1番手を務める。
 グループホームとサ高住の複合施設なので、職員も入居者も大きな入れ替わりがなく、大半の方が顔見知り。まるで家族ライブのようなアットホームな雰囲気だった。それでも聴き手は近隣住民も含めて、50名を超えた。
 アンコールを含め、およそ20分で7曲を歌う。

「ウィンター・ワンダーランド」「二輪草」「ミネソタの卵売り」「バラが咲いた」「ソーラン節」「東京ラプソディ」「ジングルベル(リクエスト)」


 当初は持ち時間20分をまず歌い、その後10分で数曲のリクエストを聴き手から募るはずだったが、進行の都合でリクエストは限定1曲となった。

 最近は手拍子で聴き手が参加するパターンが多いので、9月のライブに引き続き、全曲手拍子の出やすい曲を選択。ほぼ思惑通りに進んだが、「二輪草」で目頭をぬぐう方がいてちょっと戸惑った。どんな歌でも人によっては思い入れがあるのだろう。
「ミネソタの卵売り」「東京ラプソディ」は調子のよい曲だが、手拍子のペースが高齢者には少し早すぎたかもしれない。「二輪草」「バラが咲いた」では歌う前に手拍子の「練習」をしたのでうまく合ったが、同じようにすべきだった。
 ラストのアンコールでは入居者から「北海盆唄」が、家族の子供(小学生)から「ジングルベル」のリクエストが出たが、進行の方の計らいで、「ジングルベル」に決まる。
 苦手の午前中ライブだが、1番手として場の盛り上げ役の役目は充分に果たせたと自己評価。その後エイプリルさんの演奏、入居者一同によるクリスマス紙芝居、ハンドベル演奏など多彩な余興が続き、12時半くらいで終了となる。


 ライブや余興は飲食なしで行われたので、会場を設営しなおし、手作りの美味しい食事会が始まる。プレゼント交歓、花束贈呈、ビンゴなど、楽しいイベントがいろいろあって、14時ころにお開きとなった。

 経営者の方も私と同年代。「また来年もよろしくお願いしますね」「こちらこそどうも」と、暮れの挨拶を交わす。こうして1年1年時を積み重ねてゆく。