2015年12月3日木曜日

オリジナル封筒をDIY

 建築デザイン系の仕事で請求書をときどき送るが、封筒には100均ダイソーで買った13枚108円の長3定形封筒に、事務所名をプリンタで印刷して使っている。
 住所や電話番号、メルアド等のほか、送付先住所を記す部分には15ミリ間隔のガイド線も印刷してあり、プリントショップに発注したものに比べて遜色ない仕上がりと自負していた。

 ところが、最近になってプリントの仕上がりがよろしくない。もともと封筒には厚みにムラがあり、マット紙等に比べると滲みが目立っていたが、プリンタが古くなったせいか、以前よりもひどくなってきた感じだ。
 そこで以前から試験的にやっていた、完全手作りオリジナル封筒にチャレンジしてみた。マット紙に対する印刷の仕上がりは悪くないので、マット紙そのものを封筒に使うことにする。
 オリジナル封筒に求めるポイントは、以下の通り。

1)A4用紙を使う。(今回は0.125ミリのマット紙を使用)
2)定形封筒とする。
3)A4用紙が3つ折りで入ること。


 結果として、仕上がりのサイズは101×220となった。これまで使ってきた長3封筒は120×235だが、A4用紙を使う場合、糊代の関係でここまで大きくすることは不可能。
 それでも一般的に手紙に使われる長4封筒90×205より一回り大きく、前述の条件を全て満たす。
 印刷にはドロー系ソフトを使う。前述の事務所名や住所などの情報のほか、郵便番号枠も正確に再現するが、この作業が一番面倒かもしれない。

 縦の糊代は8ミリとなり、これが必要なギリギリの寸法だろう。横サイズを101という半端な寸法にした所以。キリのいい100でもよいが、A4用紙を3つ折りで入れるのが窮屈になるので、1ミリでも大きくしたかった。
 蓋の部分は25ミリで、底蓋は20ミリ。展開した状態からカッターで切ってゆくが、微妙に斜めに切る部分がある。そのガイド線を事前に印刷しておくと、作業がスムーズに運ぶ。


 思っていたよりもきれいに仕上がったので、事務所名入りを2つまず作り、その後個人名でも2つ追加した。住所を書く手間が省けるので、いろいろ使える。

 インク代を別にして、単価は1枚4円ほど。100均の封筒の半分で作れる。必要なときに必要なだけ作ればよく、外注に比べて無駄がない。家族ごとの封筒を作っても面白い。
 ただ、手間はけっこうかかるので、「楽しみながら独自の世界を構築」という方むき。