2015年12月12日土曜日

ゲタ箱を「見せる収納」に

 早めの大掃除にまい進しているさなか、玄関にDIYで作ったゲタ箱、つまりは靴収納にかけてある目隠しノレンの汚れがふと気になった。

 ゲタ箱を作ったのは新築直後の15年前のこと。家全体のデザインを象徴する無垢材を素材にし、扉はつけずに、天板から正面に長い布をノレン風にかけ、扉代りとしていた。
 途中で布を一度は洗ったような気もするが、記憶があやふや。時間的に余裕があるので、いい機会だと取り外して洗濯することにした。ついでに棚板を全部外して清掃。一部に敷いてある段ボールも交換した。


 天板の両端に残った汚れも落とし、洗って乾いた布を元通りに戻そうとしたが、ふと(このままでもいいのでは?)という考えが胸をかすめる。扉はもちろん、代りとなる布も一切つけず、つまりは「見せる収納」にしてしまうのだ。
 実は同じく15年前にDIYで作った食器棚にも、一切扉の類いがない。1820×1820という大作だが、整然と並んだ食器そのものをデザインの一部と捉えたもの。妻は作った当初、せめて一番下だけでもカーテンを吊るして…、と注文をつけたが、やがて何も言わなくなった。
 最下段には食器を入れず、食材の備蓄品を入れるようにしたので、多少のホコリは気にならないのだ。
(余談だが、この食器棚は2000年DIYグランプリで入選している)


 食器でOKなら、靴でも問題ないのではないか。玄関にあるので台所よりは遥かに人目につくが、やってみる価値は充分ある。
 妻の意向を確認すると、なくても気にならない、玄関が明るく感じると肯定的。そこでしばらくノレンなしで過ごしてみることにした。

 家の中には4つの本棚もDIYで作ってあるが、こちらも全て扉の類いがなく、つまりは「見せる収納」である。見せることで物の出し入れがしやすくなり、不要なものは随時処分し、コマメに掃除と整頓をする習慣が自然と身につくかも?