2015年12月4日金曜日

居間テーブルをリメイク

 長く使ってきた居間テーブル天板の傷みが激しい。ところどころヘコみがあり、色も黒ずんできた。パテなどで補修しつつ使ってきたが、軽いが柔らかい桐集成材なので、耐久性はそう期待できない。
 調べてみたら、OSB合板から貼り替えたのが、2008年6月のこと。すでに7年半が経過し、そろそろ限界に近づいていた。

 無垢材の枠内側に3×6のパネルをはめ込む構造にしてあり、交換は容易。手頃な集成材かMDF合板に替えるつもりだったが、ふと思いついた。
(もしかして、裏返して使えるのでは…)
 調べてみると、多少の色焼けや汚れはあるが、表に比べると無傷に近い。理論的には、もう7年使えることになる。さっそくやってみた。


 裏側は無塗装なので、塗料の乾燥時間を考えると、作業は深夜にやるのが都合がいい。妻が寝静まった深夜0時に作業開始。枠には細い3本のビスで固定してあり、それを緩めると天板は簡単に取り外せた。

 まずは枠に積み重なった汚れをとる。ホコリと食べ物のカスが入り混じり、かなりの時間をかけて除去。続けて、天板小口に染みついた汚れも同様に除去。掃除だけでおよそ1時間を費やす。


 次に天板を裏返し、一部に染みついていた食品の汚れをサンドペーパーで取り去る。4辺と中央の支持枠の部分は日に焼けてなく、そこだけが色が白い。
 完全に同じ色合いにするのは困難なので、なるべくムラをなくすべく、サンドペーパーと新しく買ったメラミンスポンジで全体をていねいに均す。

 ようやく塗装の準備が整って、手持ちの自然系クリア塗料リボスを塗る。16年前の新築入居時に無垢材床を塗装するのに買った残りだが、劣化もなく、普通に塗れた。


 全て終わって寝たのが明け方の3時。翌朝までに塗料は完全に乾いてなかったようで、妻の朝食は窓際にある低いタンスをテーブル代りにしたらしい。
 午後になってどうにか使える状態になる。天板の横サイズは当初910だったが、経年の乾燥で縮んでしまい、測ってみたら907しかない。この隙間を塞ぐ手段に関し、前夜からずっと考えていたが、パテで埋める手法はあまり使いたくない。
 いろいろ試して、余っていた3ミリベニヤを細く切って天板小口に接着する方法に落ち着く。表に出る部分は桐集成材と同じ色味なので、目立たない。


 中央と周辺部の色ムラが少し気になったが、やがて焼けて目立たなくなるだろう。夕食を並べてみたら、見違えるようになった。食卓にも一足早く正月がやってきた感。