剪定バサミで手の届く枝だけを剪定していたら、ある異変に気づいた。南東角に植えてあるレンギョウに、花が咲いているではないか!
室内からでは紅葉し始めた葉と色が似ていて、全く気づかなかったが、近くで見ると紛れもない花だ。しかもひとつやふたつでなく、ほぼ全ての枝に花が咲いている。
まだツボミの花もあるが、開花率でいうなら7分咲きといったところで、春と全く変わらない様子。
最も陽当りのいい南側の咲き方が顕著で、おそらくは一時的な寒さのあとに急に暖かくなり、(春が来た!)と勘違いしたのであろう。
20年近く前にマンションの庭で最初に育て、16年前の入居時に移植したものだが、この時期に咲いたことは過去一度もない。単なる気まぐれか、はたまた何かの吉兆か?
午後から買い物に行った際、レンギョウを植えているご近所を調べてみたが、どこも咲いていない。吉兆はともかくとして、こんな時期に開花エネルギーを使ってしまい、来年の春は全く花が咲かないのでは?と、そっちが心配になってくる。
滅多にあることではなさそうなので、「紅葉と開花の共存」という世にも不思議な現象を、せいぜい楽しんでおこう。