2015年10月6日火曜日

電子書籍で「火花」

 数年前から加入している車の任意保険、ソニー損保から「お誕生祝い」なるものがメールで送られてきた。1,000円分の電子図書券で、使えるのは系列のソニー電子書籍ストア、Reader Store。こんなサービスはかってなかったが、続けて加入しているゴホウビの類いか。有効期限は今月一杯なので、さっそく見繕う。
 真っ先に目についたのが、又吉直樹の芥川賞受賞作「火花」。話題作だが、まだ読んでいない。価格もちょうど1,000円。他に適当なものが見当たらず、これに決めた。

 通常のブラウザでPCでも読めるというふれこみだったが、なぜか「お使いの環境には未対応」とのメッセージが出る。最新のグーグルクロームで、指定条件にもあっていた。念のため再度インストールしてみたが、結果は同じ。
 理由は不明だが、もしかするとOS10.6ではダメなのかもしれない。


 PCの大画面でゆっくり読みたかったが、他の媒体で対応していたアンドロイド・タブレットを使うことに方針転換。普段は電子譜面でしか使ってないので、久しぶりにWi-Fi接続を実行する。
 専用アプリをまずインストールし、次にGmailに接続。お知らせメールから電子書籍ストアに飛び、以前にウォークマンを買った際に取得してあったMy SONY-IDでログイン。お知らせメールに添付の12桁のパスワードを入力して、ようやく購入することができた。
 さっそく読んでみる。横画面固定だが、文庫本感覚で操作はしやすい。ネット接続してログインしないと表示されないが、その後ネット接続を切っても本自体は読めるし、しおり機能も使えた。
(再起動してネット未接続でも読めたが、他媒体との同期はされない)

 タブレットPC用の電子書籍アプリを使うのはこれで3つ目だが、著作権の切れた本が対象の「青空文庫」がネット接続の有無に関わらず、SDカード内の本がいつでもどこでも読めるので、自分の環境には合っている。
「アマゾンKindle」は、今回利用した「ソニーReader Store」と似たような感じ。最初にネット接続して、本を媒体に取り込んでおく必要がある。しおり機能やフォントサイズ調整などは、どのアプリも似たようなものだ。

「青空文庫」はネット上から無料で多数の本がダウンロード可能だし、「アマゾンKindle」にも一部著作権切れの無料の本がある。アプリ自体は3つとも無料。これを機に、有料の本も電子書籍で読んでみようか。