2013年11月7日木曜日

内視鏡検査前夜

 明日の大腸内視鏡検査に備え、今日の食事は全て病院から支給された指定食を食べる必要がある。もちろん代金は払っていて、保険対象外で1,600円。レトルトか粉末状にされたもので、宇宙食に近い印象である。
 検査食なので量や栄養分は最低限で、総カロリーはわずか837kcal。成人の一日に必要なカロリー数は1800kcal~2200kcal前後らしいが、最低値と比べても半分以下。果たして身体が持つのかどうか不安な気持ちのまま、一日は始まった。


 朝食はおかゆが茶碗1杯に梅カツオふりかけ、そして味噌汁がつく。これを8時半に食べた。普段から朝食はトースト1枚にカフェオレ1杯なので、むしろ多いほど。前夜までにかなりの「食いだめ」をしたせいもあって、空腹感は全くない。
 午前中は外に出て、玄関前の車庫天井に吊るしてあったLEDイルミネーションの復活作業をやる。操作ボックスのカバーやコンセントからの配線カバーなどを新たに端材で作る。
 午前中で作業終了。軽作業なので、身体への負担は少ない。昼になったが、すぐに昼食はとらず、食べることを許されていた手持ちのアメ玉を3個なめ、りんごジュースを飲む。その後、車でスーパーに行き、黒糖飴を1袋調達。並んでいる食べ物を見ると、不意に猛烈な空腹感に襲われた。
 郵便局にも寄って、年賀状を買う。普段なら歩いてゆく定番コースだが、体力の消耗を避け、この日は車にした。


 家に戻って13時に昼食。紅鮭がゆに松茸風味の吸い物。味噌汁や吸物の味はまずまずだが、おかゆはどちらも美味しくない。かえって空腹感が増すような感じだ。
 買ってきた黒糖飴のカロリー数を調べると、1個23kcal。これが20個入っていて、全部なめれば460kcalとなり、かなりのエネルギー補給となる。間食として支給されたクッキーやら紅茶飲料などと共に食べ、甘い物で空腹感を紛らわそうとしたが、これがけっこう効果的だった。
(夜までになめた黒糖飴は10個ほど)

 余力があれば冬タイヤへの交換もするつもりでいたが、次第にめまいに襲われてきて、とても無理。午後はずっと家の中にいて、大人しくPCの前に座っていた。
 普通に風呂に入り、19時から夕食。わずか1杯のポタージュスープだったが、入ってた食事の中では、これが最高の味。空腹感もかなり満たされた。
 その後、残っていた間食の「あめ湯」を食べ、21時に下剤の第1弾300ccを飲む。明日は6時に起きて2種類の薬を飲み、その後7時から水で薄めた1,800ccの下剤第2弾を1時間かけて飲む。

 想像以上に厳しい制限で、同じ内視鏡検査でも上から入れる胃カメラのほうがずっと簡単のようだ。ひとまず明日の午前中で終わるが、結果によっては続編があるかもしれない。じっと堪えるのみ。


 検査食以外で許された食べ物&飲み物。
・水 ・お茶 ・粒のないジュース ・炭酸飲料 ・珈琲(ミルク不可)・アメ玉(ミルク系不可)