2010年12月24日金曜日

都合4冊目の本

 自費出版や翻訳出版まで含めると、都合4冊目の本が出版された。今回は某ライター集団11人による共著である
 内容は歴史ノンフィクション物だが、実はこの本の企画、6年前に持ち上がったもの。企画から基礎資料作成、校正などに深く関わったが、諸般の事情でとにかく呆れるほど時間がかかった。年とともに気は長くなったほうだが、それにしても…。

 すでに主要書店やネット通販でも入手可能だが、故あって完全な企画出版ではなく、費用の一部を著者が分担しなくてはならない。ネットの爆発的な普及により、本も新聞も雑誌もテレビも、明日なき不況のスパイラルである。先を見据えた適切な対応をせず、過去の栄光にすがっていると、どんな大組織であろうともたちまち消え去る運命であろう。


 ということで、20冊が出版社から「買い取りノルマ」として送られてきた。今日は日頃お世話になっているあの方この方、「本が出たら差し上げます」と約束を交したあの方などに送るため、「謹呈」のしおりを作ったり、封筒を印刷したりして、発送作業に追われた。

 後日、もよりの地域センター図書館にも寄贈する予定。半分は趣味に近い活動であり、昨今の出版不況下では、ある程度の費用負担もやむを得ないが、基本的に一人で自由気ままに企画運営できるギター弾き語り活動と違って、船頭が多数いる共著という形式は私にとって苦痛に近い。
 歴史ノンフィクションというジャンルは苦手ということもあり、身の程を知って今後はギター弾き語り活動に専念すべきであろう。