2010年12月23日木曜日

地産リース

 玄関前の雁木風車庫内にイルミネーションを設置した際、南壁にある外灯から電源を引くために、枯れて蔓だけになっているナツヅタを少しばかり剪定した。
 電源コードはツタの蔓に巻きつけてうまくカムフラージュし、木材を張った壁の一部に深く食い込んで湿気の元になっているツタを、かなり撤去した。

 取り払ったツタの量はかなりのものだったが、いつものように細かくハサミで切断し、堆肥にしようと思ったが、前日にNHK-BS放送で見た「緑遊人」という番組をふと思い出した。
 その縄文的切り口が好きで、いつも欠かさず見ている番組だが、今回は三浦ちづるさんという島根県の山奥で暮らす私と同い年の方が、地元の山で採れる野生の蔓を集め、カゴやオブジェなどを自在に作って暮らす様子を伝えていた。
(このツタで私も何か作れるのでは…?)


 咄嗟に思いついたのは、ありきたりだが、素人でも作りやすいリースである。手製のリースは家の中にもひとつあるが、材料は近隣の湖にドライブに行った際に採取したブドウの蔓である。手製ではあるが、自宅で採れた材料ではない。
 秋にニセコに紅葉狩ドライブに行った際、昼食を食べたカフェの玄関には、周辺の山で採れた蔓で作った立派なリースが飾ってあった。ズバリ自宅内で採れた材料で作ったリースがあれば、まさに「縄文の日々」にぴったりのオブジェとなるであろう。
 さっそく剪定したての蔓を適当に丸めてみた。見よう見まねだが、それなりのリースが完成。玄関にある外灯にかけてみたら、けっこうサマになる。針金やヒモは一切使わず、蔓だけをよじってリング状にしている。
 蔓だけではちょっと物足りない感じなので、すでに枯れてドライフラワー化しているアジサイを北側の庭から採ってきて、適当にあしらってみると、かなりバランスがよくなった。

夜はこんな感じ。ちょっと怪しくて、こちらも悪くない。