冬季の野菜収納場所について検討してきたが、あまりに早い寒さの到来で現状の物置内段ボール箱では不安になり、思いついて玄関土間横に設けたパッシブ換気給気口前の床下スペースを利用できないか、再検討してみた。
パッシブ換気の床下暖房という特殊なシステムを20年前の新築時から採用していて、建物基礎にある給気口は、東側中央に設けたΦ150の取入口が2ヶ所だけ。
ここで取り入れた外気は床下内パネルヒータで暖められたのち、建物内を循環しつつ上昇し、2階傾斜天井頂部の排気口から自然排出される仕組みだった。
点検用の蓋が玄関横のクローゼット床に設置してあり、普段は上に工具箱が載っているが、奥にずらせば簡単に下りられる。
床下には土間コンクリートが打ってある。野菜の入った箱を置くには絶好だ。
問題は内部の温度で、取り入れた直後の外気だから温度が低いのは間違いないが、真横にあるパネルヒータの影響がどの程度かわからない。そこで段ボール箱に温度計を入れて一晩計測してみた。
その結果、外気温が−3.4〜3.5度のときに、箱内温度は12〜13度、湿度も50%前後と安定している。野菜保存としてはもう少し低いほうが望ましいが、氷点下の屋外物置で野菜を凍らせるよりはマシ。さっそく物置内のジャガイモを移動させた。
実は数日前の点検で、同じ段ボール箱に入れておいたゴボウが凍っていた。二重にした箱の外側に入れたのがまずかったらしい。
幸いにゴボウは冷凍がきくらしく、解凍せずにそのまま調理すればOKというが、ジャガイモに同じ手法は難しい。
秋口に10Kg入りをまとめ買いし、まだ半分ほど残っている。凍る不安がなくなると、こんどは芽が出るのが心配だが、なんとか越冬して欲しい。
(その後の調べで、ジャガイモは15度以上ないと発芽しないことを知った。12〜13度ならば問題ないと思われる)
《2020.1.13 追記》
その後、取っ手つきの木製台車を作って段ボール箱を載せ、床上から箱の出し入れが可能になった。詳しくはこちらで。