2019年12月29日日曜日

赤いセーターに穴

 先日のXmasライブを無事に終えたあと、家でまったりしていたら、「あら、セーターの肘に穴が開いてるわ!」と、妻から指摘された。
 ライブ中は歌に夢中で全く気づかなかったが、確かに3センチほどの丸い穴が左肘にポッカリ開いている。その日のライブには「情熱の赤を唄う」というタイトルがついていて、ステージ衣装として赤のセーターは必須。

 修理するにも同色の毛糸はなく、布か皮でパッチをあてるしかない。穴の周囲もかなり薄くなっていて、大きなサイズで両側にあてる必要があった。
 親戚からの貰い物だが、すでに20年近くが経過。ユニクロのウール100%で着やすく、ステージ衣装として重宝したが、これまでも脇の下のほつれで何度か補修を繰り返していて、もはや寿命である。
 他に赤いジャージー上衣を持っていたが、薄い春秋物。冬には適さない。ライブ活動はもう少し続きそうで、すっぱり買い換えを決断した。


 その日の午後に近くのユニクロに行き、売場を物色。3千円くらいで同じウール100%の赤いセーターを見つけたが、あいにく襟は嫌いなVネック。並んでいる丸首セーターには、なぜか赤だけがない。

 ユニクロはあきらめて、近くのイトーヨーカドーに回る。ここでも目的のセーターは見当たらなかったが、テナントで入っているアメリカ屋で、赤い丸首セーターのMサイズがバーゲンで並んでいるのを発見した。
 残念ながらアクリル100%だったが、現状品よりも毛糸が太い。何より定価3,900円が1,500円(税別)という超破格。タイミング的にも絶妙で、これは買えということだろうと判断した。

 新旧のセーターを並べてみると、新しいほうがわずかに彩度が落ちる。しかし予想通り、暖かさに遜色はなかった。これで当分はXmas系のライブに支障はなさそうだ。