2019年12月26日木曜日

最後の年賀状

 極端な少雪の冬で、札幌都心ではまたまた積雪ゼロを記録。雪のないクリスマスは記憶にない。寒さはそれなりに厳しいが、雪かきの必要がほとんどないのは、忙しい年末にはありがたい。

 このまま正月に突入か?と甘い期待を抱いていたら、昨夜から間断なく雪が降り始め、近隣アメダスではあっという間に積雪36センチを記録。雪雲が上空を集中的に通過したらしい。
 周辺では朝から除雪機の音で騒がしく、我が家でも今冬初めて本格的除雪を手作業でやった。


 一泊した長男一家、怖い夢を見たらしい孫娘の泣き声で7時に起こされた。そのまま起きて孫娘の遊びにつきあう。
 午前中に玄関前の除雪をやったせいか、昼食を食べたら急に眠くなり、居間のベンチで仮眠。孫娘にちょっかいを出されたが、そのうち孫娘も2階予備ベットで寝てしまった。

 珈琲タイムになって妻に起こされ、大人たちでXmasケーキやラズベリーアイスを食べる。やがて孫娘も起きてきて、機嫌よくオヤツを食べていた。
 17時ころに解散。雪が深く荷物も多いので、地下鉄で帰るという息子を押し留め、車でマンションまで送ってゆくことにした。
 帰路には遅れていた年賀状をようやく投函する。


 考えに考えたが、年賀状は今年でやめることにした

 年明けから本やアルバム関連の大規模な断捨離作業をやり、春先から夏にかけて壊れた車庫&物置の全面建替え、秋にはADSL回線や固定電話の解約、それに伴ってメルアドも変更になり、HPも引っ越した。こうした身辺整理作業の一環ともいえる。
 夫婦で70歳を無事に迎え、区切りとしてはこれ以上ないタイミング。年末はXmas系ライブに追われ、母の見守りや孫娘の子守りにも忙しい。年賀状はずっと重荷だった。ハガキの価格も上がり、増税対策にもなるだろう。
 親しい人々とは日々のブログやメール等の別手段でつながっていて、改めて年賀状で近況を伝える必要性は薄くなっている。仕事をやめてから、営業手段としての意味もなくなった。
 もらう方の年賀状は同年代かやや上の世代が中心で、最近はパターン化された内容がほとんど。加齢に伴っていろいろなことが煩わしくなってしまうのは、よく理解できる。

 今年の添え書きには近況報告以外に、電話番号とメルアドが変更になること、最後の年賀状であることも同時に記した。
 年賀状は小学生の頃から60年近く続けていて、多少の感傷はあるが、これが年をとるということ。時の流れに抗ってはいけない。