ネット通販のアマゾンでは、最近になって「置き配指定」というシステムを採用し始めた。注文時に選択すると、指定された場所に荷物を置いてゆくというもので、宅配ボックスを始め、玄関横、ガスメーターボックス、自転車カゴ、車庫、建物内受付、などが指定可能。
荷物は指定された場所に置かれ、在宅や受領サインの必要はない。配達完了を写真で受け取るサービスもあり、家でじっと待ったり、再配達手配の煩わしさから解放される。
万一の盗難や紛失の補償もあるので、今後はこのシステムが主流になりそうだ。
今回、2度とも置き配指定は選択してなく、その準備もなかった。今後のため対応策を検討したが、6つある選択肢のうち、最も安全そうなのは、やはり宅配ボックスである。
実は車庫と物置を建替えしたのを機に、宅配ボックスも同時に自作するという構想はあった。場所は木製の玄関ポーチ下部が最有力候補だったが、実現しないうちに雪が降った。
そうするうち、いまある物置内部を宅配ボックスとして転用可能なことに気づく。スペースには充分な余裕があり、入口引き戸には鍵もかけられる。あとは案内板を作って、不在時にすみやかに収納してもらうことだ。
案内板は手頃なマグネット板を加工して自作した。文章はひとまず手書きで済ませる。
インタホンの直下には手製の郵便ポストがあり、蓋はトタン板で覆ってあるので、磁石が簡単につく。物置内の棚にも案内板を張って念を押す。
今日は妻を伴って車で買物。宅配便の届く予定はなかったが、物置を「宅配ボックスモード」にして出かけた。
皮肉なことに、こんな日に限って荷物は届かなかったが、今後役に立つのは確実。気兼ねなく外出できそうだ。