2019年12月15日日曜日

2日連続はキツい

 足掛け12年のお付き合いがある市内有料老人ホーム誕生会で歌った。この施設では2月にも歌っていて、このところ年2回ペースでの依頼が続いている。
 1週間前に歌った有料老人ホームの系列施設で、人事交流もあるようだ。担当者が移動した先の施設から、新しい依頼がきたりする。場所や人で広がってゆく仕事のつながりとよく似ている。

 開始時間はいつものように14時半。施設側のイベントのあと、14時45分くらいから始める。およそ35分で12曲を歌った。
「ジングルベル」「二輪草」「お座敷小唄」「バラが咲いた」「365歩のマーチ」「上を向いて歩こう」「故郷」「君恋し」「星影のワルツ」「山小舎の灯」「まつり」「青い背広で」


 1週間前の系列別施設でのセットリストをベースにし、2月に歌った曲との重複を極力避けて臨んだ。重複曲は前回最も手応えのあった「青い背広で」のみ。

 2日続きのライブで、体力や集中力に不安があった。高音はまずまず出たが、低音が安定しない。練習不足のせいか弦を押さえる左手の指が痛く、コードが甘くなった。好調とは言い難い。
 それでも前半の反応は決して悪くなかった。手拍子や共に歌う声も耳に届いた。

 場を自分のペースに持ち込みたい大事な5曲目は、「幸せなら手をたたこう」か「二人は若い」を歌うことが多いが、どちらも過去2回で歌っている。
 そこで今回はこれまであまり歌ってなかった「365歩のマーチ」を初めて5曲目に入れた。これが予想外に好評で、場が一気に弾んだ。5曲目として充分使える。思わぬ拾い物をした。


 勢いに乗ったまま後半になだれこむはずが、懐メロの「君恋し」「山小舎の灯」、昭和歌謡の「まつり」の反応が弱く、すっかり計算が狂った。理由ははっきりしないが、聴き手に疲れが出始めたのかもしれない。
 傾聴型の昭和歌謡「星影のワルツ」の反応は悪くなかったので、後半は静かな曲を中心にすべきだったか。場に応じた曲の構成&配置は実に難しいと再認識させられた。

 ラストの「青い背広で」は前回に続いて好評。自然な手拍子も出た。「最後の曲です。どうぞ良いお年を」と呼びかけたので、聴き手も優しく応じてくれたのだろう。
 終了後、担当のOさんから「いつも助かってます。雪解け頃にも、またお願いします」と声をかけられた。自分で思うほど出来は悪くなかったのかもしれない。