2019年12月7日土曜日

自転車を壁で越冬

 冬季の自転車置場に関し、持ち主である妻とも相談しつつ、ずっと検討してきた。これまでは日当たりのいい西側のウッドデッキ南端に置き、雪解けが進んで路面が乾き、自転車に乗れる状態になると道路側に移動させていた。
 ところが置くのは地上なので、雪から掘り出すのが結構な手間だった。融雪水によるサビの不安もある。

 新しくした車庫屋根の下に何とか収めようと考えたが、雪下ろし回避のため間口を従来より800狭くした関係で、スペース的に余裕がない。
 残るは梁か天井から吊るすしかなく、直下には車があり、通路がある。半端な支持方式では不安があり、上げ下ろしの手間も相当なものだった。

木製フック

 試行錯誤するうち、物置の北側外壁を利用することを思いつく。上に屋根はなく、逆に屋根からの雨水が落ちてくる位置だが、冬季の雨水はあまり気にしなくてよい。木製のフックを作って自転車のフレームを引っ掛けてやれば、上げ下ろしは比較的簡単そうだった。

 ところが妻のママチャリはフレームがカーブしていて、フックにかけずらいという問題があることに気づいた。
 そこで自転車をロープでしばり、2本まとめて木製フックに吊るすことにした。まずサドル下で4回巻きにし、両端をハンドルのブレーキ部にたすき掛けで巻き付け、中央でしばる。
 つまりは三点支持方式で、ロープの長さを微調整することで、壁にぴったり寄り添うように吊るせる。


 木製フックは端材を加工して外壁中央最上部に設置し、引っ掛ける作業は脚立を使った。外壁の高さは地面から1800ほどで、自転車の下端は地面から750浮いている。

 新車庫になって初めての冬で、北側の積雪がどれくらいになるかわからない。雪下ろしはせず、北側空き地が800広がったので、これまでより除雪による堆雪量は減るはず。自転車が雪に埋もれる可能性は低い。雪解け時の復帰手間は、格段に軽減されるはずだが。