昨日の朝のこと、いつも2階のカウンターテーブル上に置いて寝るガラホ(携帯)から振動音が響いた。持ち直したはずの母の具合がまた悪くなったのかと飛び起き、確かめてみると「充電が必要です」との警告メッセージが出ている。
今年2月に買って以来初めてのことで、そもそも数日前満充電にしたばかり。不審に思いつつ、充電ケーブルをつないだ。
およそ3時間後に満充電となり、その後ライブの打合せで3分ほど会話に使用。インターネットやBluetooth等の電池を消耗する設定は一切使わず、キー操作も省エネ設定なので、いつもなら軽く7〜10日は持つはずだった。
ところが、12時間後の23時にチェックすると、なんと電池残量が65%という少なさ。このペースだと、あと1日余で再充電する必要がある。明らかに電池の減り方が異常だった。
つい先日、月額410円の故障紛失サポートのオプションを解約したばかりで、あまりのタイミングの悪さに正直あせった。
調べると、買って1年間は有効の保証書がある。充電の異常なら保証されるはずだったが、販売店との交渉や直るまでの不自由さを考えると、煩わしいことである。
気を取り直して取説をめくってみるが、なにも該当しない。次いでネットで対応策を調べてみた。すると、AUの「トラブル診断」というサイトに、電池の持ちが悪いときの対処法一覧があり、その中で「いったん電源オフにし、電池パックを脱着する」という項目(Check5)があった。
内容からして、PCの再起動と同じ処置である。この項目が最も怪しく、さっそくやってみた。
最初に電源を切り、取説にある電池パックの交換法に従い、裏蓋をめくっていったん取り外す。元に戻して電源を入れ直し、2時間後に充電量をチェックすると、残量64%。1%しか減ってなく、どうやら正常復帰した気配だった。
念のため、24時間後にもチェックしてみたが、残量58%。1日でわずか7%しか減っていない。80%使ってから再充電すると仮定して、11日間持つ計算だった。処置がビンゴだったらしく、販売店には駆け込まずに済んだ。
今回はなんとか自力で解決できたが、取説には何もふれてなく、原因もはっきりしない。ネットで調べて対処するにしても、高齢者にはハードルが高すぎないか。
操作方法が分からず、携帯ショップは相談に訪れる高齢者であふれているという記事をどこかで読んだが、売る側の姿勢にも大きな問題があるように思えてならない。