最初にブロック造りのムロから解体する。中に入れてあったクーラーケースをウッドデッキ床下に移動しようと蓋をとったら、中になぜかカエルがいる。
皮膚の赤いエゾアカガエルで、以前にも何度か車庫やウッドデッキ周辺で見かけていた。もしかすると、同じカエルが延々住み着いているのかもしれない。
このままでは解体に支障があり、どこかへ追いやろうとしたが、動きが鈍い。どうやらムロの中で冬眠していたらしく、半分寝ている状態だ。
自他ともに許すカエル狂である。ひとまず空の植木鉢に移し、暖かい南の菜園に穴を掘って鉢ごと埋めた。上にはレンガを載せてわずかな隙間を作ってやる。
最近飼っていたカエルを死なせた馴染みのカエルカフェの店主に連絡したが、まだ次のカエルを飼う気にはなれないという。
カエルは世界中で幸せのシンボルとして珍重されている。予期せぬ吉兆と考えるべきで、暖かくなるまでこのまま置いておく。
カエルは世界中で幸せのシンボルとして珍重されている。予期せぬ吉兆と考えるべきで、暖かくなるまでこのまま置いておく。
解体前の状態 |
気を取り直して解体作業に入る。外ムロは入居2年目くらいに作ったが、ブロックを積んで中にコンクリートを練って流し込んだので、簡単には動かない。束基礎と同じ要領で外側を掘り、マサカリやハンマーで少しずつ叩いて隙間を作り、ブロックを割りながら解体していった。
細かい破片は割りながらその場で埋める。破片が飛ぶので、メガネの上から保護ゴーグルをかけて作業。
昼前から始めて珈琲タイムまでに終えたが、大きなブロックで再利用できそうなものは、わずか1個のみ。大半は割れてしまい、束基礎と共に搬出&埋め立て処分する予定。
ついでに建物そばにある散水栓ボックスの位置を修正する。経年で沈下して傾き、中の蛇口が蓋にぶつかる。全体を掘り起こし、コンクリート基礎の高さに合わせて2センチほど上げ、水平器でレベルも修正した。
残る作業は、再生材を使って新しい玄関ポーチをまず作り、その後ブロックとレンガで作った古い玄関ポーチとコンクリート束基礎を同時に解体して入れ替える。最後の難工事になりそうだ。