商品名は「メガドラインパクタ」でベッセル製。刃先サイズと軸長によって3種類あるが、刃先+2、軸長150の品を買った。
(Amazonで送料込み1,300円くらい)
「つぶれたネジ、錆びたネジの取り外しに手動で使える」というのが大きな魅力。電動の専用ドライバーよりはるかに安価で手軽だ。
先端をネジ山にあてがい、ハンマーで叩くと刃先が瞬間的に12度逆回転するという。経年で劣化したネジの取り外しには相当苦労してきたが、少しでも改善されるならと期待した。
電動ドライバーを使う前に、危なそうな古いネジはマニュアル通りにまずネジ山を叩いた。その後電動ドライバーに切り替えると、これまでとは見違えるようにネジが緩む。
(電動ドライバーのパワーは最小から徐々に強めるとうまく外せる)
今日は車庫北側壁に張った16枚のヌキ板を順に外したが、全てのネジがうまく外せたわけではなく、80本ある木ネジのうち、成功率は8割程度。錆びがネジの深部まで及んでいる場合、さすがに無理である。
それでも多くのヌキ板は再利用可能な状態。昨秋に外した16枚分はネジがうまく外れず、大半が割れてしまったので、その差は歴然だ。
北側壁に使った木ネジは古い規格のもので、DIYを始めた30数年前に1,000本まとめ買いした。屋内ではそれなりに使えたが、屋外では錆びるのが早く、ネジ頭も脆弱で役に立たない。
木材のDIYには経年劣化が少なく、着脱の容易なコーススレッドを使うべきだ。
新元号の発表時間も無視して延々作業を続け、朝ドラの第1回だけは昼食を食べながら見届けて、その後も作業継続。珈琲タイムまでに全ての部材を取り外し、車庫は玄関上の野地板を除いて、軸組だけのスケルトン状態となった。
明日からまた天気が崩れるらしく、夕方までにウッドデッキに仮置き状態だった部材は全て解体し、整頓してウッドデッキ下に収納。上にシートをかぶせて雨雪に備えた。
天気次第だが、今後はいよいよ梁や柱の軸組本体の解体へと移行する。誰の手も借りない孤独な作業だが、ここまで事故もなく順調に運んでいる。