2019年4月4日木曜日

一気に解体

 起きると抜けるような青空が広がり、無風で気温も10度に迫る。進行中の車庫解体を進めるにはこれ以上ない好条件で、昨日よりもさらに早い10時から作業を始めた。

 残るは軸組となる柱や四方の梁だけだが、支えとなる部材が次第に減ってゆくため、仮設材として軸組を支える筋交いが必要だった。
 取外したツーバイ材を見繕って短い杭を作り、雪を掘った地面にマサカリで打ち込む。柱と杭の両端にツーバイ材をビス止めし、同じ要領で3本の仮筋交いを作った。


 次に45センチのヌキ板を道路側の柱2本の上端にビス止めする。高さは外そうとする梁の下端やや下に合わせる。
 梁受金物を止めてあるビスを順に緩め、仮設ヌキ板の上に外した梁を横置きする。以降は昨日外した梁と同じ作業要領だ。

 イメージ通りに進んで、昼休み休憩までに正面の2段梁を無事に外し終えた。


 午後からは建物に直角な横架材と、それに付随する柱の解体へと進む。仮筋交いは北側だけ2本にしたので、まず北側から作業。正面梁と同様に仮設ヌキ板を使い、柱と横架材を固定しているM12のボルトを外す。以降の要領は正面梁と同じだ。

 その後、仮筋交いだけで自立している柱の下端に止めてあるコーチスクリューを外し、仮筋交いごと柱をゆっくり倒す。仮筋交いの1本を南側柱へ移動し、同じ要領で南側の横架材と柱も解体した。


 15時半くらいまでに建物から離れた部分の軸組を予定通り全て外し終えた。強風や地震のことを考えると、一気に一日で済ませることが必須条件だったが、うまく運んだ。

 残る建物側の梁と柱2本は、昨秋の台風襲来後に南側を羽子板ボルトで建物に固定してあり、倒れる心配はない。念のため北側端部に仮筋交いをかませ、この日の作業は終了とした。
 明日から雨の予報で、外した材料は整頓して防水シートをかけた。明日は燃えないゴミ収集日でもあり、廃棄材を細断して袋詰め。今回も20L袋が4つになった。
 解体作業のヤマは超えた。今後は天気やライブスケジュールと相談しつつ進めたい。