2018年2月1日木曜日

休眠預金の防止策

「休眠預金活用法」なる法律が今年1月1日から施行されるらしいことを最近知った。10年間以上入出金のない口座にある預金等は預金保険機構に移管され、最終的には民間公益活動に使われてしまうという。
 預金に対する権利が消えるわけでなく、証明する書類があって手続きすれば復活可能というが、いかにも面倒そうで、場合によっては手数料が発生するらしい。

 あわてて手持ちの通帳を確認したが、妻も含めて該当する口座はなかった。だが問題は、目下私が管理している母の預金口座だ。
 施設への支払いや日常品の購入、病院代等はゆうちょ銀行を常時使っていて、何ら問題ない。しかし、もうひとつある地方銀行の口座は、このところ全く出し入れがない。調べてみたら、最後の入出金記録は実に9年前だった。これは危ない。


「入出金」の内容を詳しく調べると、預金の引出しか預入れ、振込みの受入れか引落しなどで、毎年実施される利子の支払いは該当しない。
 ゆうちょ銀行だけでお金の用は足りているが、面倒を避けるために地方銀行から少額のお金を早急に引き出そうと考えた。
 ところが、ゆうちょ銀行には母が施設に入居する前にキャッシュカードを作ってあったが、都市銀行は作っていない。これから作るには窓口の本人確認が必須で、通帳と印鑑で窓口で下ろすにも、母の委任状が必要だった。
 何とか簡単に入出金の記録を残す方法はないか…、と考えるうち、入金なら息子が代理で行っても問題ないのでは?と思い当たった。
 調べると、通帳だけでATMから預入れが可能だった。下ろすのは面倒な手続きが必要だが、預けるのはご自由にどうぞ、というわけで、ひとまず千円だけをATMから入金した。これでむこう10年間は安心できる。


 妻にも私の急性副鼻腔炎が移ったらしく、ずっと調子が悪かったが、今日は朝から特に具合が悪く、昼食も食べずに午後から寝込んでしまった。
 午後から地区センターや郵便局、銀行や区の出張所に行く用事があり、あちこち走り回ったが、夕食の準備は代行する必要がありそうだったので、スーパーにも寄って食材を調達してきた。

 夕方になって声をかけたが、やはり家事は無理。米を2合といで炊飯器にセット。18時に炊飯器のスイッチを入れ、風呂の水を抜いて入浴の準備をする。
 妻はカレーを作って欲しいようなことを言ったが、半病人なので肉野菜鍋を提案し、了解を得る。出汁の素、コンソメ、みりん、酒、ニンニク、生姜でスープを作り、豚肉、白菜、ねぎ、小松菜、大根、人参、モヤシを切って準備した。

 私の副鼻腔炎は峠を越したので、久しぶりに熱燗を飲むことにする。ご飯も上手に炊けて、18時過ぎにようやく起きてきた妻と一緒に美味しく食べた。
 妻の具合は少しよくなったが、もしかすると明日の夕食も担当するかもしれない。心づもりはしてあるが。