2018年2月6日火曜日

間違いFAX

 先週末の土曜午前中、見知らぬ番号からの電話があった。新規のライブ依頼か?と受話器を取ると、ピーゴロゴロの着信音と共に、「ファクシミリに切替えます」との自動応答メッセージ。
 やがて流れてきたFAXには、見知らぬ会社から見知らぬ病院宛の医薬品見積もり項目がズラリ並んでいて、延々止まらない。明らかに間違いFAXなので、ストップボタンを押して受信を遮断した。

 しばらくして、また同じ番号からの電話が鳴る。送信ミスと思い込んでかけ直してきた様子なので、ストップボタンを押して受信拒否しようと試みたが、うまくいかない。そうこうするうち、また同じ見積書が延々送信されてきた。
 何度か試みるうち、ようやく受診遮断に成功。流れからして、またかけ直してくるのは間違いないので、送信状に記載されていた相手に直接電話をした。
 若い男性が対応したが、間違いFAXである旨を告げ、相手先番号をよく調べて対処してくれるよう依頼した。


 ヤレヤレこれでもうかかってこないだろう、と安心していたら、信じ難いことに、数分後にまた同じ番号から同じ内容のFAXが流れ始める。これは危ない、話の通じる相手ではないのだと判断し、これ以上関わると時間とFAX用紙の無駄なので、即座に相手を番号ガードに登録した。
 さすがに以降の電話は鳴らなくなったが、ふと思い出して着信履歴を調べてみたら、その後も2度にわたって同じ番号からかかっていて驚いた。合計5度、延々30分に渡って間違いFAXを送信し続けているという、信じ難い話。
 本来の宛先だった病院のFAX番号をネットで検索してみたら、下4桁の番号のうち、我が家の番号と1番目と3番目の数字が入れ替わっているだけで、他は同じ。確かに似ている。
 さらに調べると、当日の時間帯は診察時間内で、ちょっと確認電話を入れるかネットで調べるなどすれば、番号間違いに気づけたはず。2度目のFAXで、こちらから親切に間違いである旨を教えているにも関わらず、その後3度もかけ続けるという体たらく。全くあきれる。

 送信元の社名も分かっているが、調べてみたら東京に本社のある従業員数千人の大会社だ。直接の関わりは今後ともなさそうな相手だが、なんともお寒い世情である。