2018年2月12日月曜日

湿度計を買った

 たぶん40年ぶりくらいに湿度計を買った。温度計もかねたデジタル温湿度計だが、最高最低の数値もそれぞれ記録できる。
最初の湿度計は、子供が小さかった頃に湿度管理用にと買ったアナログ式のもの。およその目安にはなったが、子供の成長と共にあまり使わなくなり、体感との誤差を感じるようになって捨てた。

 20数年前に知り合いの建築家から、当時としては最新式のデジタル温湿度計をもらった。単4電池2本で駆動し、1秒間隔で温度と湿度を交互表示する。
Windows3.1対応のソフトでPCに時系列で温湿度を記録できる本格的な製品だったが、OSが古すぎて端子形状も合わず、単純に温湿度計機能だけをずっと使っていた。
 最近になってこの温湿度計の誤差が気になり始めた。調べてみると、アナログ式でもデジタル式でも3〜5年でセンサーの誤差が大きくなる、との情報がある。
 20数年も使い続ければ、かなりの誤差が出ても仕方がない。風邪予防にはウイルス対策として湿度管理が大切と知り、思い切って買い替えることにした。


 アマゾンで買ったのは「ThermoPro デジタル温湿度計 TP50」。送料別で1,099円だったが、他商品との合せ買いで2千円以上としたので、送料はかかっていない。

 さっそく2階本棚の上に置いて測定。数日使って安定してから他の温湿度計と数値を比較してみたが、長年使ってきた温湿度計(写真右)とはかなりの誤差があった。

 温度に関しては、他温度計よりも0.5〜0.6度低い数値で表示され、湿度に関しては6〜7%高く表示される。
 温度の差は小さいが、湿度はかなりの差がある。しかし、ここは新しい製品の精度を信ずるべきと考え、古い温湿度計は今後使わないことにした。
 思っていたよりも室内湿度が高かったので、数日前から始めた床下土間コンクリートへの打ち水頻度は、数値を見ながら適宜調整するようにした。しかし、2Lの散水で、おおむね3%湿度が上がるという傾向に変化はない。

 湿度の目標値は55%前後に修正したが、その後の調べで、風邪ウイルスが増殖する危険湿度40%は相対湿度を基準にしても意味がなく、絶対湿度で推し量るべきだという。具体的には、11g/以上にすべきとのこと。
 相対湿度55%の場合、室温22度以上にしないと維持できない数値で、現状では床下土間に定期的に打ち水を施しても、1階でぎりぎりキープできる数値。1階より室温が2度ほど低くなる2階では、かなり難しい数値といえそうだ。