2015年7月10日金曜日

地区センターPAに問題

 午前中に近隣の地区センター館長さんから電話がある。明日の夏祭りイベントでCDを館内放送で流したいのだが、ラジカセとの接続方法が間違っているのか、全く音が出ないという。音響に詳しいスタッフがいないので、困っている様子。
 4年前の東日本大震災復興支援コンサートで、ロビー内のPAを担当した経緯があり、常日頃「叙情歌サロン」の開催でお世話になっていることもあり、午後から調べに行くことになる。
 ケーブルや各種変換端子をバックに詰め込み、昼食後に自転車で出かけた。
 ラジカセは型が古いが、無線マイクも使えるタイプで、標準ジャックの出力端子もちゃんとついている。館内PAは事務室の壁に固定されていて、標準ジャックの入力端子とボリューム端子もついている。
 理論的にはラジカセの出力端子と館内PAの入力端子を単純につないでやればいいはずだが、やってみると確かにうんともすんとも言わない。
 この種のトラブルは過去にも何度か解決していて、経路を順序だてて消去法でチェックしてやるのが問題点にたどり着く近道だ。

隣地との境界に咲いたタチアオイ

 まず接続ケーブルが怪しいとにらんだ。持参の正常なケーブルに交換して試すが、音は出ない。ケーブルの問題ではない。
 館内PAの動作も疑ったが、マイクをつないでテストしてみると、音は普通に出る。少なくとも、マイク端子の系統には異常がない。

 次にラジカセそのものをテストした。本体に内蔵のスピーカーで試すと、ちゃんと音はでる。しかし、音が出るからといって、本体から出力端子までの経路が正常とはいえない。館内PAの入力端子の動作も怪しかったが、まずは別のラジカセを試す必要があった。
 施設には小型のラジカセが別にあったが、出力端子はミニジャック。持参の変換アダプターを使って標準ジャックにし、館内PAにつないでみる。音が出た!問題点は最初のラジカセの、おそらくは出力ジャック回りにあった。
 やれやれこれで解決と、ケーブル類を施設備品のものに交換し、念のためもう一度音を出してみたら、またまた音がでない。どうやらこのケーブルにも断線などの問題があるようだ。結果としてラジカセ本体とケーブルの両方に問題があったことになる。
 時間がないので、私が持参したケーブルと変換アダプターを明日いっぱいお貸しすることにした。幸いに、ケーブル類には「TOM」と名前を記入済み。

 話の流れのなかで、明日の夏祭りイベントのフィナーレに急きょ出演することになった。ラストに参加者全員でシング・アウトする曲をギター伴奏し、なおかつ歌もリードする役。以前にも同じ地区センターで開催されたブラスバンドイベントで、「ドレミの歌」をシング・アウトでリードする役を担当したが、その再現である。
 手慣れた昭和歌謡なので、平常心でやれると思う。