140円の種は全部で67粒あって、収穫時期をずらすべく、いつものように3回に分けて種を蒔いた。蒔いてすぐにペットボトル再利用のカバーをかけ、発芽して鳥に食べられなくなるまで充分育った段階で次の種を蒔く、といったサイクルだ。
種の袋には「1ヶ所に3粒蒔いて、2本だけを残して間引く」とある。以前は1ヶ所に4粒蒔いていた時期もあったが、ここ数年は節約して3粒。そのうち発芽するのは0〜3本で、気温や種の条件が適当な場合、さすがにゼロということはない。
しかし、1本しか芽をださなかったり、反対に3本全部が芽を出す場合もある。
面倒なのでこれまで間引きはやったことがなく、放置状態。そのせいか豆のサヤが少なかったり、育ちが悪かったりする。やはりマニュアル通り、1ヶ所2本以下が望ましいのかと、今年は始めて間引きを実行することにした。
間引きのターゲットは、育ちの悪い芽。しかし、元気な芽までむざむざ抜いて捨ててしまうのは、いかにも惜しい。そこで他と大差ない芽は土ごと抜き取って、空いた場所に再移植してみることにした。
写真の左下の1本がそれで、新しい場所に根を張るのにエネルギーを使ったせいか、種からそのまま育った他の芽と比べると、かなり小さい。しかし、ひとまず育ってはいる。
今年はこの種の「間引いた芽を捨てずに、別の場所に再移植」を5ヶ所ほど実行した。中には全く遜色なく育っている芽もある。まるでマニュアル無視の手法だが、収穫時期がちょっと楽しみ。