調べてみると、昨年の設置期間は7/30〜9/17の延べ50日間。日最高気温が概ね24〜25度以上に上がる期間で、これがあるとないとでは、居間への西日の当たり方が全然違う。
全体的に季節の進行が早い今年は、すでに日中の陽射しも強い。やり方は把握しているので、今年は早めに設置することにした。
昨年は試験的に登山用のビニール製ポンチョ2枚を使ったが、シーズン終わり頃には風にあおられて破損した。そこで今年は45年前にバイトの金を溜めて買った「ツェルト」と呼ばれる簡易テントをリメイクすることにした。
登山用なので素材としては丈夫。野宿による40日間の全国自転車放浪旅行に使ったもので、強い思い入れがある品。しかし、以降ずっと使ってなく、今後使う予定もない。思い出を抱えたまま朽ち果てるより、少しでも生活の役に立てるのが得策と考えた。
基本形状は屋根型テントだが、なるべく加工する箇所を少なくし、作業手間や破損のリスクを避けたい。熟慮のすえ、出入口に相当する三角形の部分を両側とも切り取ってしまい、側面の部分を屋根を頂点として開いた。
すると、W2900×L1850の1枚の長方形シートが出来上がった。昨年よりも左右が少し狭い代りに、上下(斜面方向)は完全に覆うことができる。今年はこれでやってみよう。
木製パーゴラに固定するのは、もともとついていたハトメなどを有効利用。結果として新たな細工をすることなしに、木用ビスで固定することができた。
完成が夕方だったので、この日の作業はここまで。風がほとんどなく、強風に対する強度は未知数だが、今後風の様子をみて、固定するヒモなどを順次追加&加工するつもり。
市販のブルーシートでもやれそうだが、光の透過率や素材のしなやかさを考えると、やはりテント素材が最適。何より、思いの詰まった素材に再び光があたることを喜びたい。