2014年9月2日火曜日

音楽CD作成・私流

 思いがけずオリジナルCDの大量注文(私にしては)をいただき、ひとまず5枚分を増刷した。数日中に、あと5枚増刷する予定。
 いろいろなライブで「オリジナルCDをお持ちではないですか?」と、数年前からよく聞かれるようになり、時には過去のライブ音源をCDに焼いて差し上げたりしていた。

 3年前からチカチカパフォーマーとしての活動が始まり、そうした機会はますます増えた。自身のオリジナルCDを作ることには消極的だったが、ひとまずチカホ限定として音源を作成し、頒布を始めたのが2年前の秋から。
 最近では不意の要望に備え、地区センター系や介護施設系のライブにも、数枚のオリジナルCDを持参するよう心がけている。


 プロを目指してCDを頒布しているわけではなく、単に私の歌をナマで聴いた方からの求めに応じているだけだが、原価分の経費を差し引いても、それなりに利益は出るので、移動交通費の足しくらいにはなっている。
(ちなみに、著作権問題はクリアした作品です)
 何より、たとえわずかでも、お金を払って自分のCDを買ってくれる方がいるという事実が、得難い喜びと励みになっているのは間違いない。
 コストを下げるために、徹底的に手作りにこだわっているが、安いから手作りだからと質を下げるのはイヤなので、仕上がりにもまたこだわる。
 音源はローランドのCM-30とオーディオテクニカのミキサーを使い、ICレコーダーで生録り。「Audacity」というマックのフリー音源編集ソフトでマスタリング作業。リバーブはこの時点でかける。

 AIFF形式で保存した音源を「Burn」というマックのフリーソフトで焼く。オーディオCDやデータCD、DVD、MP3ディスクなど、ドロップ&ドラッグでなんでも簡単に作れる優れ物。
(マックの型式に応じて、ダウンロードファイルは異なるので、ご注意を)
 焼きあがったCDは稀にエラーが出るので、CDごとに全曲を普通のCDコンポで再生テストする。冒頭の数秒だけだが、このチェックは省けない。

 CD媒体は太陽誘電製のワイドプリンタブル写真画質タイプをずっと使っている。やや高いが、仕上がりの美しさは抜群。
 歌詞カードはエレコム製の厚手両面スーパーファイン用紙を使用。片面印刷で済むリアジャケットと紙ジャケ用紙のみ、コクヨ製の厚手マット紙を使っている。いずれも必要サイズより一回り大きい紙を使い、カッターで1枚1枚ていねいに切断する。
 諸々の印刷は、全てエプソンのインクジェットプリンタEP-704Aを使っている。インクは安価なノーブランドだが、時折インクの滲みが出るのが悩みの種で、都度印刷し直していた。
 ところが今回、試しに印刷設定を「スーパーファイン紙」から「フォトマット紙・きれい」に変えてみたら、問題点は一気に解決。むしろこれまでより質は向上した。理由は不明だが、とにかくこの設定が合っているようだ。

 仕上がったCDと歌詞カード、リアジャケットは、エレコム製のスリムケースに収納。(厚手のケースは嵩張るので、好まない)さらにこれを、100円ショップダイソーで見つけた、テープ付のB6クリアポケットに入れて値札シールを貼り、ようやく終了となる。お疲れさまでした。