昨年末の思いがけない入院と手術、それに伴う大腸ガン告知により、今年2月から3月にかけて、さまざまな再検査や再発検査を受けた。昨春の健康診断で心電図に異常が出た心臓の精密検査も受けた。
まさに「検査漬け」の日々で、これ以上の検査は必要ないようにも思えたが、3月の再検査時に、担当医師から「アルコールに関わるγ-GTPの値が大きい。節酒に努めてください」と警告を受けている。その時点で晩酌の量はすでに半分に減らしていたが、さらなる対策として、4日に一度の完全禁酒日を設けた。
ガン再発を防ぐための生活改善の一環として、朝食の内容も大きく変えたが、脂肪分を大幅に減らす代りに、ハチミツとバナナを常食することになった。これによる糖分摂取の弊害はないのだろうか…?
「人生、やり残しはない」などと、周囲に強がってはみたが、生活改善は節約に直結することもあって、結局あれこれと対応策を実施している。その効果を確かめるのが、今回の受診目的だった。
で、その結果である。前回は2/26付で今回は8/10付。その間、およそ5ヶ月半。
・血糖値:86→88(基準値70〜110)…微増だが、問題なし。
・γ-GTP:88→71(基準値12〜49)…20%減少したが、まだ基準値外。
・AST:37→34(基準値13〜37)…8%減少。問題なし。
・ALT:41→35(基準値8〜45)…15%減少。問題なし。
肝機能に関わる項目、γ-GTP、AST、ALT全てが減少していて、節酒の効果がはっきり表れている。γ-GTPのみ基準値外だが、別の検査機関では基準値が「4〜80」となっており、こちらを適用すると、すでに許容範囲まで下がっている。
朝から晩まで机にしがみつき、時には2晩も続けて徹夜仕事をしたりと、非常に不健康な生活を長く続けてきたので、30代前半からさまざまな病魔に脅かされてきた。高血圧症、腎臓結石、不整脈、糖尿病、そして大腸ガンである。
その都度保健所や病院で指導や治療を受け、食生活や生活改善で、どうにか危機を脱してきた。遺伝的にそう身体が丈夫ではないので、いろいろな意味での節制は必須。あとは無用なストレスを溜めない工夫と努力である。
闘いは生涯続く。