2014年9月16日火曜日

彼岸のアサガオ

 昨年まで自宅南壁を広く覆っていたナツヅタを外壁補修のために全面撤去してしまったので、遮熱&遮光対策の一部にと、南壁軒下にアサガオの種を蒔いたのが、夏も盛りの7月末のこと。しかし、時期があまりに遅すぎ、どうにか芽は出たが成長が遅く、グリーカーテンには程遠い状態だった。
 その後、100円ショップで買った遮光ネットや、あり合わせのシートを使った遮光シートが予想以上の効果を発揮し、グリーンカーテンなしで、今年の夏を涼しく乗り切ることが出来た。
 来年の夏は、遮光ネットや遮光シートを本格運用しようと目論んでいるが、さて問題はその後のアサガオのゆくえである。
 強い風や大雨にもめげず、芽はじょじょに育って、8月も下旬になって、ようやくツルを伸ばし始めた。昨年までトマトに使っていた竹製支柱を立ててやり、いくつかのツルは巻きついたが、気温は次第に低くなり、もはや開花は難しいかと思われた。


 種を買ってきた妻と共に日々気にかけていたが、陽当りは抜群のせいか、小さなツボミをいくつかつけ始め、息子夫婦の引越し日である3日前の朝、ついにピンクの花がひとつ咲いた。種を蒔いてからおよそ2ヶ月。やがて彼岸の入りだが、めげずによくぞ咲いた。

 一日置いて昨日、青と紅色の花が同時に咲く。今朝も紅色が2つ咲いた。気温が低いせいか、夕方近くまでしぼまずに咲いて、目を楽しませてくれる。
 アサガオを育てるのは中2のとき以来だから、およそ50年ぶり。あきらめていた花だったので、喜びもひとしお。来年はもっと早く撒いてやりましょう。


 秋の入口であるこの時期、北海道ではアジサイとヒマワリ、そしてコスモスが同時に咲き乱れる不思議な光景が、あちこちで見られる。まさかそれにアサガオまで加わろうとは、夢にも思わなかった。