その後、100円ショップで買った遮光ネットや、あり合わせのシートを使った遮光シートが予想以上の効果を発揮し、グリーンカーテンなしで、今年の夏を涼しく乗り切ることが出来た。
来年の夏は、遮光ネットや遮光シートを本格運用しようと目論んでいるが、さて問題はその後のアサガオのゆくえである。
強い風や大雨にもめげず、芽はじょじょに育って、8月も下旬になって、ようやくツルを伸ばし始めた。昨年までトマトに使っていた竹製支柱を立ててやり、いくつかのツルは巻きついたが、気温は次第に低くなり、もはや開花は難しいかと思われた。
種を買ってきた妻と共に日々気にかけていたが、陽当りは抜群のせいか、小さなツボミをいくつかつけ始め、息子夫婦の引越し日である3日前の朝、ついにピンクの花がひとつ咲いた。種を蒔いてからおよそ2ヶ月。やがて彼岸の入りだが、めげずによくぞ咲いた。
一日置いて昨日、青と紅色の花が同時に咲く。今朝も紅色が2つ咲いた。気温が低いせいか、夕方近くまでしぼまずに咲いて、目を楽しませてくれる。
アサガオを育てるのは中2のとき以来だから、およそ50年ぶり。あきらめていた花だったので、喜びもひとしお。来年はもっと早く撒いてやりましょう。
秋の入口であるこの時期、北海道ではアジサイとヒマワリ、そしてコスモスが同時に咲き乱れる不思議な光景が、あちこちで見られる。まさかそれにアサガオまで加わろうとは、夢にも思わなかった。