2014年9月21日日曜日

ペットボトルで植木鉢

 観葉植物のミニポットを2つ続けて買った。100円と200円の安物だが、これがなかなか愛らしい。ひとまず割れたカップ等に入れてあったが、鉢がいかにも小さく、早々に鉢替えしてやる必要があった。

 普通の鉢では芸がなく、そもそも小さめの鉢の手持ちがない。割れたカップにそのまま移植しようかと思ったが、以前に庭の野草を壊れたカップに直接移植した際、ほどなくして枯れてしまった。
 気になってネット検索してみると、普通の培養土を底穴のない容器に入れても、観葉植物は育たないことが分かった。鉢の底穴は余分な水の排出のほか、根を呼吸させるという、重要な役目があるらしい。呼吸できなければ根は腐って枯れてしまう。


「ハイドロカルチャー」という、水耕栽培なら底穴なしの容器でもやれると知ったが、新たな材料をいくつか買わねばならず、土での栽培よりは難しい感じがしたので断念。
 いろいろ迷ったすえ、ペットボトルの空容器を加工して透明な植木鉢を作り、それを別のカップ等に入れる手法があることを知る。普通の培養土を使いつつも、容器は底のないタイプが使えるのだ。
 500mlと1000mlのペットボトルを加工。適当な高さに切り取って、底の中心にΦ8の穴を、周辺の突起部にΦ4の穴5個をそれぞれドリルで開ける。

 100円ショップダイソーで買ってきたハイドロボール(ハイドロカルチャー栽培にも使える骨材)を20%ほど底石として入れ、その上に同じダイソーの観葉植物専用土(ヤシの皮や石炭灰を混ぜたもの)を入れて観葉植物を移植した。
 透明な容器なので、土や根の様子が一目瞭然。このままでも充分に美しく、鑑賞にたえる。


 しかし、せっかくお目当ての容器があるので、やはり入れてみることにした。大きいほうがサンデリアーナで、「幸福の木」に近いドラセナ属。容器は缶詰の空き缶である。
 小さいほうはアイビー(ヘデラ)の一種で、おそらくはゴールデン・ジッタ。容器はデザインが気に入っていたが、縁が欠けてしまったマグカップ。どちらも廃物利用だが、透明容器とは別の味がある。

 しばらくこれで様子見だが、もしうまく育てば、いろいろな容器で観葉植物を育ててみようかと目論んでいる。