2014年8月20日水曜日

チカチカ経由のライブ依頼

 自宅から25キロほど離れた地区に、ライブ会場の下調べと打合せをかねて出かけた。とある町内会女性部が主催する地域サロンのイベントだが、実はこの依頼、チカチカパフォーマンスで私の歌を聴いたという女性から舞い込んだ。
 突然の電話があったのは、数カ月前のこと。特に告知をしていないのに、チカホで私の歌を都合4度も聴いたという。めったにない偶然である。オリジナルCDも買っていただき、そのときお渡しした案内状が、今回の依頼につながった。

 この春、町内会女性部長に就任し、例年は食事会で終わる女性部のイベントに、新しい風を吹き込みたいという意図らしい。
 3年もチカホで歌っていると、いろいろなお誘いをいただくが、時にアヤシゲなものもあったりし、全くの通りすがりの方から、正式な場への依頼はこれが初めてのこと。
 まずは会場の広さやステージ位置、当日のタイムテーブルを確認。さらには、持参したPAでの音出しテストをやった。テストのなかで、当日の曲目も決めてしまうつもりだった。
 チカホで使うPA一式を使い、打合せから判断して仮決めした10曲を短く詰めてざっと歌う。聴く位置をいろいろ変え、音の届き方をチェックしてもらった。

 対象が40〜70代の女性なので、当然それに沿った構成でなくてはならない。洋楽やフォーク、オリジナル、唱歌、昭和歌謡と変化をもたせたが、不変の切り口は「叙情歌」である。


 担当のSさんは、当初から私の歌唱を気に入ってくれた上での依頼なので、大きなズレはなかった。しかし、責任者として全体の嗜好を調整する責務がある。
 準備したうちの「サンタ・ルチア」「かなりや」「アカシアの雨がやむとき」の3曲にチェックが入り、それぞれ何に差し替えるかで難航した。候補曲を次々と歌いつつ、場にどう馴染むか、聴き手として判断してもらった。

 結局さらに10曲近くを歌い、ようやく決着。決め手は「Sさんの琴線に、より強く響く」。甲乙つけ難く、判断に苦しむ場合は、責任者の一存で最終決定してよいと思う。
「実際に歌いながら候補曲を絞り込んでゆく」という手法、初めてやったが、なかなか斬新で面白い。別の場でも使えそうだ。

 実際のライブでは決まった10曲のほか、最後にリクエストタイムを設けて、さらに数曲を歌うという趣向。リクエスト方式も、じょじょに定番になりつつある。
 帰路、スーパーに寄って、チラシに載っていたバーゲン品の低反発クッションを購入。最近、椅子に長時間座ると、決まってお尻が痛くなるという、困った現象がおきている。
 加齢でお尻の肉が痩せてきたことが原因と思われるが、とりあえず効果のありそうな低反発クッションを試すことにした。

 35センチ×41センチ、9センチ厚のドーナッツ型で、580円。相場より、かなり安い。夕方からずっと試しているが、いまのところ痛みはない。明らかに効果がある。
 いつまで効くかは分からないが、弾力が弱ってきたら買い換えるつもりで、しばらく使ってみよう。