2014年8月29日金曜日

不要CDでモビール

 居間の階段下に、14年間飾ってあったカモのモビールの首が折れた。100円ショップで買ったベニヤ製だが、下についてる丸い玉を引くと、羽がはばたくという仕組み。なかなか可愛いヤツだった。
 昨秋の屋根&外壁の塗装補修を始め、このところ似たような話が連続するが、14〜15年という年月の重みは、そういったものではないか。

 買ったきっかけは、階段下に作った収納から物を取り出す際、何度も頭をぶつけたから。何かを吊るしておけば、事前に危険を察知できるのでは?と踏んだからで、事実吊るしてからは、頭をぶつけることはなくなった。


 同等品を探したが、100円ショップには、すでに存在しない。ネット通販では見つかったが、高価なものばかり。要はモビール状の何かがぶら下がっていればいいので、この際自分で作ってしまうことにした。
 イラストボードなどで同じカモを作ったり、他の市販品を真似ることはたやすいが、それでは芸がない。金をかけずに廃材を再利用して何か作れないか…、としばし悩むうち、不要になったCDを組み合わせることを思いつく。

 色のバランスを考慮し、まず3枚をチョイス。ケースの上下に附属の透明板も2枚使うことにした。簡単なスケッチを描いてみると、バランス棒となる太めの針金が必要である。手持ちがないので、100円ショップで径2.5ミリのアルミワイヤーを買った。


 糸は手持ちの木綿糸を使い、アクセントとして鈴、鎖、リング、松かさなどを適当に追加。CDの両端に径2ミリの穴を開け、糸や鎖を通す。
 アルミワイヤーは曲げやすいが、加工時にプライヤー等で挟むと、すぐにキズがついてしまうので扱いが難しい。モビールなので、あえて非対称を意識しつつ作業を進め、都合2時間ほどで完成。

 さっそく階段下に吊るしてみたが、横を通り過ぎる程度の軽い風でユラユラと回転しながら動き、まさにモビールである。夜は背面の壁に影が動き、CDや金属部に光が反射してキラめき、予想以上に美しい。
 今後気分次第でアクセント類の入替えが多少あるかもしれないが、ひとまず目的は達成した。