ずっと調子が悪く、いつ壊れてもおかしくない状況だったので、代替品は見繕ってあった。しかし、いざ買い換えるとなると、珍しくふんぎりがつかない。価格、性能、耐久性など、比較すべき要素が多すぎた。
ネット通販とホームセンターとを併行して調べたすえ、近隣のホーマックで適当な品をようやく見つけた。
買ったのは「EARTH MAN 電気丸のこ147mm DM-100」という製品。奇しくもこれまでと同じブランドとなった。有名メーカーではないが、酷使に耐えた揺るぎない実績がある。
価格は送料込みで比べるとネット通販よりも安く、5,378円。
主な仕様は以下の通り。
・ノコ刃外径:max147mm
・消費電力:705W
・無負荷回転数:5000rpm
・最大切込み深さ:48mm
・本体重量:2.7Kg
・コード長:5m
これまでノコ刃外径は165mmを使ってきたが、本体重量が重くなりがちなので、加齢で筋力が衰えつつある今回は147mmに下げた。この場合、切込み深さが問題になるが、48mmあるので45mm垂木や38mmツーバイ材が一発で切れる。
決め手は無負荷回転数とコード長。このクラスの回転数はせいぜい4000〜4500rpmだが、図抜けている。回転数は切れ味に大きく影響するので、あなどれない。
コード長は普通2m以下だが、たいては足りないので延長コードを使う。しかし、これがかなり煩わしい。5mあれば、ほとんどの場面で延長コードなしで使える。
さっそく試し切りをしてみたが、さすがに使いやすい。本体に附属のノコ刃は刃数40で、やや少ない。刃数52の品が600円弱で入手可能だが、少し使ってみてから結論を出したい。
ついでに丸ノコガイド定規も買うつもりでいたが、これまで使ってきた手製木製ガイドのリメイクで充分足りることが判明。さっそく新しいノコに合わせて作り直した。
写真のようにT字型のガイドで、切りたい箇所を鉛筆でマーキングし、下端の板の右上をそのマークにあててやれば、簡単に寸法通りに切れる仕組み。電動ノコのアルミベースから回転刃までの距離に合わせ、2つの部材を直角に組み立てている。
元は家を建てた大工さんに教わった手法だが、改良を重ねて、市販品にもない独自のスタイルに至っている。