マイクと電子譜面一体型マイクスタンド、そしてミキサーとモニタを持参すれば、どのような場でも自在に対応できると見込んでいたので、その手法も万全ではないことが分かり、ちょっとしたショックである。
実は来月中旬にも同じ地区センターで社福協主催の敬老会があり、シングアウト要員として出演を依頼されている。同じ態勢で臨むつもりでいたが、共演者が多いこともあって、何らかの対応策が必要だった。
まずマイクホルダを新たに買った。これまで使っていた差込み式ではなく、マイクの太さを選ばないクリップ式を調達。キクタニMH-2で、どこよりも安くて早かったヨドバシカメラ通販を利用。送料税込で518円だった。
地区センターの無線マイクの音量は安定しているが、太いので通常の差込み式では対応不可能。このマイクホルダを準備しておけば、瞬時に装着できる。
次にギター専用マイクのホルダを自作した。別のマイクスタンドを使うのが普通だが、セットに時間がかかって、邪魔である。マイクスタンドに装着するタイプの専用市販品もある。しかし、使用頻度は低いので、これを自作しようというのだ。
以前に乾電池式PAをマイクスタンドにぶら下げるための木製ホルダを自作したことがあった。これを加工し、ギター専用マイクホルダとしても使えるように改造する。
木製ホルダーの上端に10ミリの穴を開け、反対側から3/8"のボルト(L=35)を貫通させる。このボルト、普段はローランドのCM-30を床に直置きする際に角度調整用として使っているもので、端部にコルク栓を接着してある。
突き出たボルトをナットで締め付け、さらに差込み式では最も太いK&MのMH2を装着。スタンドを軸に回転させてやれば、マイクの位置は、ある程度調節可能。
実際にPAにつないで歌ってみたが、普通に使える。本番でやってみないと何ともいえないが、舞台袖でマイクスタンドを予め組立てておけば、1分もあれば備えつけの無線マイクと有線マイクをセットし、スタンバイ可能のはずだが…。
(その後実戦で数回試して、問題なく使えることを確認)