2014年8月21日木曜日

蒔かねば芽は出ない

 しばし迷ったが、年末から年始にかけて実施される公的機関主催の音楽パフォーマンスに、やはりエントリーすることにした。

 過去の出演記録によれば、クラシックやジャズ系の楽器演奏者が多い。しかし、募集要項を読むと、団体や個人、プロアマ、所属を問わず、演目も自由という。一匹狼的活動を続ける私にとって、願ってもない条件だ。
 種は蒔き続けることが大事で、蒔かねば決して芽を出さぬもの。活動を続ける限り、年に何回かは、こうした審査にチェレンジし続けたいと考えている。

 会場や音響、支給経費等も好条件だが、資格審査が厳しい印象がした。提出書類に過去3年間の具体的な実績を記し、その証明書類を添付する必要がある。


 チカチカパフォーマンスのオーディションでもそうだが、最近のイベントでは経歴書の提出はごく普通。時に介護施設でのライブにさえも、経歴書を求められたりする。
 人前で発表したい、演じたいという人がチマタに溢れている現状では、この種の選別のためのハードルが、あってむしろ当然である。
 さてその提出書類、経歴書関連は過去のストックが多数あるので、最新情報を更新する程度で済むが、めったに求められない「実績を証明する書類」の作成に、少し手間取った。
「実績」といっても、単なる趣味の集まりに近いものは、まずカウントされないと考えるべき。主催が公的機関である以上、同じ公的機関かそれに近い組織が主催するイベントが望ましい。オーデションを経たものであれば、なお可である。

 幸いに、この種の公的機関主催のイベントには数多く出た。プログラム等の資料も整理して保存してあるので、書類の作成も容易。
 スキャナとプリンタを使ってまとめたが、こうして蒔いた種が芽吹くか否かは、神のみぞ知る領域のハナシ。期待し過ぎずに、じっと待つことにしよう。