2012年12月19日水曜日

終わって始まる

 雪がかなり降った様子なので、夕方に軽く玄関前の雪かきでもやるかと外に出てみたら、新雪が広範囲に降り積もっている。スコップでやろうとしたが、かなりの量で、下手をすると腰を傷めそうな予感がした。
 手作業はあきらめていったん家に戻り、床下に収納してあった電動除雪機を取り出す。外部コンセントからの延長コード配線は秋口にしてあったので、つないでみたら一発で起動した。

 ほんの15分ほどで玄関前の雪がきれいになる。やはり人力よりは機械である。夕方の電力量がピークになる時間帯で、ちょっと気が引けたが、ともかく無事に終わった。


 エッセイ「Oh!昭和レトロ」を連載中の雑誌「オトンO.tone」Vol.50が発売。今月は昭和30年代の小売店での代表的な包装手段だった「うす皮とハトロン紙」について書いた。
 以前にこのブログでビー玉を使った紙の包装を写真掲載したが、このエッセイに載せるイラスト用なのでありました。
 実はこの連載、今回が全10回の最終回である。HP掲載のエッセイに目を止めていただき、雑誌掲載へとつながった珍しい例だが、今年を象徴する出来事だった。終了は残念だが、読者からの評価もある程度あり、何より編集担当のAさんに「とてもいい連載でしたね」と労っていただけたのがうれしい。
 単なる懐かしさだけに留まらず、「ノンフィクション的エッセイ」という切り口で史実を徹底的に調べあげた。当時の家族関係や子供心の在り様にも踏み込むことができ、自分の持ち味も出せた。いいものを書けたと自分でも思う。
 ひとつ終わって、また別の新しいひとつがきっと始まる。そう信じたい。