2012年12月10日月曜日

自然換気口からの漏水

 昨日の夕方、階段の下から4段目に小さな水滴を発見した。珈琲を持って2階に上がる際にでもこぼしたのだろうと、何気なく拭きとったが、夜になって水滴が数を増した。水漏れである。
 どのような原因であれ、この時期の屋内の水漏れは重大事であるが、位置的に2階傾斜天井上端に設けてある自然換気口からの漏水であろうと直感した。

 問題はその原因で、換気口周辺の断熱欠損、さらにはその上の屋根からの漏水などに起因するものだった場合、非常にやっかいである。


 脚立を使って最上部まで昇り、間近で確認すると、確かに片側の換気口下端に水滴がついていて、じわじわ滲み出てくる感じだった。不思議なことに、もう一方の換気口には何ら異常が見られない。
 ドライバーで換気口を分解し、内部を点検すると、外壁までの横引き管下部に水が溜まっていて、それが溢れ出ていることが分かった。他の隙間からの漏水は一切なく、換気配管内部の結露水であろうと推測された。
 雑巾で手の届く範囲を清掃し、水分を拭き取る。実はここ数年面倒を避け、換気口は冬期間片側を全閉し、もう片方だけをわずかに開けて自然換気量を調整していた。閉じられた側に空気の流れが全くなく、結露の要因となったことは充分に考えられる。

 対策として全閉方式をやめ、両側の換気口をそれぞれわずかに開け、均等に空気を流してやることにした。その後24時間が経過したが、結露も水滴落下も見られない。しばらく要観察だが、原因はこれだった可能性が高い。
 築後13年目にして、思いもかけぬクレームに見舞われた。まだまだ分からないことがある。