2019年7月13日土曜日

梅雨の晴れ間

 昨日からの雨は朝まで断続的に降り続き、9時ころには止んだが、地面や車庫野地板は濡れたままの状態。このままでは足元が滑って、高所での作業は危険だった。

 しばらく様子をみるうち、雲間から時折陽射しが見えてきた。地面や建物は見る間に乾き始め、作業可能な状態となった。
 予報はともかく、夕方まで雨は降らない感じがしたので、建物側半分の屋根をこの日のうちに仕上げ、残った半分はシートで養生することに決めた。


 10時過ぎから車庫屋根に上り、半分だけの養生シートをはがす。シートも万全ではなく、特に水下の部分で水漏れが激しい。固定した端部ヌキ板をいったん外し、乾燥を促進させた。
 まず野地板の上に再生材のヌキ板を480くらいの間隔でビス止めしてゆく。さらにその間に胴縁を配置。屋根材を直接野地合板に止めてもよいが、12ミリ厚なのでやや不安があった。18ミリ厚のヌキ板を重ねることで、より強固な固定となる。

 昼食をはさんで、14時くらいまでにヌキ板と胴縁の固定は終わった。通気を考慮し、ヌキ板相互には5ミリ程度の隙間を設けた。
 外していた端部ヌキ板もすっかり乾き、元に戻して鋼板製の屋根唐草を設置する。雨水の切れをよくする部材で、1本700円の品を2本使用。今回初めて試すが、効果を期待したい。


 珈琲タイムもそこそこに、いよいよ屋根材を張る。使うのはフランス製の「オンデュリン・クラシック」。950×2000サイズがホーマック東雁来店で1枚2,138円だった。
 セルロースを主成分とするアスファルト系の波形屋根材で、耐久性、施工性に優れ、メンテナンスフリー。防水ルーフィングも不要で、価格も手頃。耐火性に劣るのが難点だが、DIY屋根工事には向いている。
 色は4色あったが、外壁とのバランスから黒を選択。

 マニュアルに従って75ミリのコーススレッドで固定し、ビス頭には予め専用のプラキャップを装着し、止め終わると蓋を固く締め、雨水の侵入を防ぐ仕組み。
 野地板や下地ヌキ板に歪みがほとんどなく、ほぼ設計図通りにトントン施工できた。16時半くらいに半分を終えたが、休憩もそこそこに作業して疲労困憊だったので、残り半分は明日以降にやることにする。


 作業中にふと思いつき、屋根材の残り半分をビス固定はせずに仮置きし、すべて覆ってしまうことにした。プロの屋根工事でもたまに見かけるが、風が強くなく、短期間の条件下なら問題ない。
 屋根材は1枚6.5Kgで、ずっと2階予備室にしまってあった。ぶつけないように階段を下り、玄関を経由してハシゴを上り、車庫屋根にそっと置く。全部で10枚あって、運ぶだけでかなり消耗した。

 ともかくも終わって、設計図通りに配置。万一に備え、重しとして長い木材3本を上に載せた。その後明日以降に備えて、暗くなるまで屋根の残り半分に使うヌキ板等の加工を黙々とやる。


 作業終了後に2日ぶりにラズベリーを採ったら、中型のボウル1杯になり、量ると700gもあった。
 過去最大の収穫量で、とても食べ切れないので、大半をパックに入れて冷凍保存。いずれ美味しいジャムに変貌するはず。

 20時くらいからまた雨が降り出したが、雨漏りの気配はいまのところない。屋根唐草もうまく機能して、雨水がきれいに切れ落ちている。完了目前で雨の不意打ちを食らったが、ダメージは最小限で済んだ。