2019年5月5日日曜日

梁の削ぎ落とし

 世間の10連休も残り2日。次男は仕事に戻って、夫婦二人の静寂が訪れた。行楽の予定もなく、遅れ気味の車庫関連DIYに勤しむ。
 午前中からぐんぐん気温が上がり、25度近くにまで到達。7月中旬の陽気で、動くと汗が吹き出る。暑いので半袖シャツの上に直接作業衣を着てやった。

 対象となる8本の梁再生材のうち、昨日までに5本の処理を終えた。残り3本を一気に片づけようと、10時半から作業開始。
 実は昨夜になって処理を簡単にするアイデアが浮かんだ。38×235のツーバイフォー材のうち、上端部を15ミリ削ぎ落として、38×220に仕立て直すというもの。その分梁の強度は下がるが、構造計算を再チェックしてみると、充分に余裕があることが分かった。


 梁上端部はこの19年間でポリカ波板やヌキ板等を止めたり外したりしてきたので、多数のネジ穴が空いている。深さは20〜35ミリほどだが、その穴に雨水が侵入し、汚れや腐食がひどい。そのままで新たな野地板等を固定すると、穴が干渉して固定も甘くなる。

 当初の予定では上下を反転して使い、ネジ穴はコーキング材で埋める気でいた。ところがこの部分を削り落としてしまえば、清掃とコーキング処理の手間が省け、ネジ穴は浅くなって天地は以前のままで使える。下端部の見てくれもよくなる。
 以前からその構想はあったが、多数の梁を縦に割く手間の問題がまずあり、新しくする2本の梁との寸法違いをどうするか、いい考えが浮かばなかった。
 昨日の作業で腐った部分を部分的に電動ノコで削ぎ落としてみたら、予想外にすんなりやれた。回転刃を交換したのが効いている。新しくする2本の梁は、受けの部分だけ38×220に切ればうまく収まることに気づいた。
 今日は残った3本の梁で清掃と削ぎ落とし加工を同時に実施。3.5メートル長もあるが、慣れてくると途中で一回休むだけで切り落とせた。

 昼食休憩で身体がダルく、30分ほど仮眠。急に夏の暑さになり、身体がついていかない。少し涼しくなった午後は作業にも慣れ、作業は順調に進む。木酢液による切り口の防腐処理まで一気に済ませた。
 興に乗って寸法調整していない最初の5本のうち、2本を続けて加工。残りは3本となり、先は見えた。
(翌日にはコーキング剤での穴埋めを含め、全処理が終了)