遅れて誕生会

　長男一家を招待し、少し遅れたお嫁さんの誕生会をやった。本来の誕生日は1月だが、長女の帰省や母の入退院、悪天候や仕事の都合などが重なって、ようやくこの日に実施の運びとなった。
　まず途中の不二家に寄って、電話で予約しておいた誕生ケーキを受け取る。近所にあった不二家が閉店して困っていたが、ネット検索したらいつも行くトライアルの近くに店があることを発見。電話で予約を受けつけてくれて助かった。

　ついでにトライアルにも寄って定番食材を調達。14時ちょうどにマンションに着いた。
　先月末に「アデノウイルス感染症」という聞き慣れない風邪系の病気にかかったという孫娘だったが、私を見つけると笑顔で手を降ってきた。すっかり治ったようで安心。

　家に着くとちょうどオヤツの時間で、すぐに誕生ケーキを切って食べることになる。
　苺は孫娘の大好物で、今回はグレードを少しあげて苺の載ったフルーツサンドショートケーキにした。作った直後らしく、スポンジも生クリームも柔らかくて美味しい。
　食べるのは5人だが、苺は5個あってケンカなし。スポンジの5分割は切りにくいので6分割としたが、残った1個は、ほぼ奪い合い状態。最後は主賓のお嫁さんに全権委任となった。

　平成断捨離作業の真っ最中で、長男が家を出る際に残していったアルバムや文集の詰まった箱を確認してもらう。

　その結果、文集1冊と卒業アルバム類、通知表以外はすべて廃棄となった。次男には及ばないが、長女よりも廃棄率は高い。短期間所属したサッカークラブの指定ジャージと共に、箱に入れて自宅に持ち帰ることとなる。これでまたひとつ片づいた。

　その後、先日製本して見やすくした子供たちの古い成長記録をアルバム代りにみんなで眺める。
　子育て真っ最中のお嫁さんは、詳細な子育て日誌を「参考になります」と、読みふけっていた。自己満足と思っていたが、役に立ってよかった。

　孫娘が眠そうな顔をするので、早めの17時にお風呂に入れ、18時くらいから夕食にする。相変わらず好き嫌いなくよく食べるが、食べ終わったとたん「寝る」と宣言し、居間の片隅で寝てしまった。
　大人たちが昔話に盛り上がっていたら、40分くらいで起きてしまう。寝足りないのか、それから延々と愚図りだし、お嫁さんが抱きっぱなしでも一向に泣きやまない。2階に連れていって布団に入れたら、ようやく寝てくれた。

　一時は一家で泊まる話も出たが、勤めの都合でそれは無理。21時過ぎに再度起こし、なだめながら車に乗せると、やっと帰る気分になったらしく、静かになる。
　22時近くにマンションに着くとすっかり機嫌が直って、長男の背中でバイバイして見送ってくれた。今回、料理系の担当はかぼちゃクッキーだけだったが、久しぶりの子守りが終わってヤレヤレである。