3年後の2022年3月に3G回線サービスが打ち切りになり、現状の古いガラケーは使えなくなる。スマホに買い替えるしか手段がないと思いこんでいたが、案内状にはスマホに切り替える以外に、4G/LTE回線対応の携帯への機種変更も可能、とある。
いわゆる「ガラホ」と呼ばれる機種らしく、使い慣れた二つ折り式で、大きさや重さは現状のガラケーと大差なく、スマホに似た機能を持つ。
2019年4月末までの限定セールだが、変更に伴う手数料が無料で、機種代金は5,400円の36回分割払い。月額利用料金は1,077円で27分間の無料通話つき。さらには、5,000円のキャッシュバックという破格の条件だった。
スマホは最初の1年は利用料が安くても、2年目以降は2,500円くらいにはね上がるものが大半。いまのところ必要性は感じないので、長く安く使えるなら、ガラホの選択が正解だろう。
現状の機種は10年前に買った古いタイプ。ショートメールが50文字までしか打てず、通常のメール70文字だと2通に分かれて送られてきて、不便極まりなかった。
地震などの緊急速報が送信されないことも多く、最近になって使用中に会話が突然切れるという問題も起き、いつ壊れてもおかしくない状況だった。まさに渡りに船の好条件ではないか。
案内状が届いた日に機種変更を即断。このチャンスを逃してはならない。申込み手続きはネットから行い、2日後の今日14時に近くのAUショップを予約した。
あいにく未明から雪が降り続き、近隣の土木センターでは短時間に14センチの積雪。風雪は次第に強まったが、12時少し前に強引に車を出す。ホワイトアウト状態の街を慎重に走り、まずトライアルで食料を多めに買い込む。
昼食はAUショップ近くのはま寿司で食べ、時間ちょうどに店に入った。
左が新ガラホKYF38、右が旧ガラケーNS01 |
事前にいろいろ調べておいたので、手続きはスムーズに進む。機種はAndroidのOS5.1を搭載し、インターネットにも接続可能な「かんたんケータイKYF38」。2018年夏に発売の最新機種で、希望のネイビー(紺)が買えた。
本体が5,400円(150円×36回分割払い)、無料通話27分間分つきで月額1,077円のVKプランS、故障紛失サポート月額410円、計1,637円/月である。従来と同様にネット契約はしなかった。
(月額300円、0.6円/KBのLTE NETネット接続サービスがある)
(月額300円、0.6円/KBのLTE NETネット接続サービスがある)
故障紛失サポートを契約するのは初めてだが、途中解約はネットから手続き可能という。壊す可能性は低いが、本体が新しい1〜2年はかけておこうかと思う。
キャッシュバック5,000円は機種代金にしか使えないと思っていたら、電子マネーとして広く使えるという。実質負担金は400円で済んだ。何かと物入りの時期に助かる。
旧機種から電話帳をコピーして手続きは終了。かかった時間は50分ほどで、前回よりも短い。古い携帯は通話には使えないが、他の機能は残っているので、ひとまず捨てずに持ち帰ることに。
家に戻ってさっそくあれこれ試す。10年も経つとあらゆる部分で新しくなっていて、歩数計やライト機能もあるが、残念なことに旧機種で便利に使っていた「ペタメモ」という機能がインストールされていない。
「ワンタッチキー」が本体に3つだけあり、電話番号のほかにカレンダー呼び出し機能も登録可能と分かり、ひとまずこちらに登録した。
ツイッターを表示中 |
Wi-Fi経由でインターネットに接続可能と聞いていたが、設定が分かりにくく、かなり手間取った。文字入力の手段にまだ慣れていず、何度もやり直しを強いられた。
分かりやすいYouTube動画を見つけてようやくつながったが、自分のブログやツイッターがまずまず普通に閲覧できる。自宅のWi-Fiを使っているのでネット契約なしでも使え、料金も発生しない。
ただ、液晶が小さくてタップによる拡大ができないので、PCやタブレットに比べると読みにくい。あくまで「ネットにもつなげる携帯」という補助的な位置づけか。Wi-Fiのある病院などで、暇つぶしに使えるかもしれない。
カメラや動画などの機能はまだ試していないが、手持ちのデジカメやiPhoneなみの高性能なので、いろいろ使えそうだ。
旧機種との主な仕様の違いは、以下の通り。
《旧機種 NS01》
・サイズ:48×100×18.8、119g、2.8インチ液晶
・バッテリ:700mAh/連続待受310時間/連続通話220分
・カメラ:197万画素(2M)/動画:320×240
《新機種 KYF38》
・サイズ:51×115×17.9、140g、3.4インチ液晶
・バッテリ:1500mAh/連続待受430時間/連続通話590分
・カメラ:800万画素(8M)/動画:1280×720