2019年2月27日水曜日

育児と介護の共通点

 午前11時から母の暮らす老健施設で、今後の介護方針に関する打合せがあった。まず近くのスーパーで前回持参したフルーツヨーグルトの4個パックを差し入れ用に再び買う。
 打合せにはケアマネージャーのほか、栄養士と作業療法士も立ち会って、退院後に大きく変わった母の容態に関する対応策を具体的に検討した。

 短い間隔で様子を見に通っているので、内容の多くはすでに介護士さんから聞いていたこと。このところ車椅子に座ると一人で立ち上がろうとする気配はなく、以前のように座椅子に座って終日過ごす方針は、しばらく様子見となった。
 座椅子の位置は食卓から遠く離れているので、車椅子で他の入居者と一緒に過ごすほうが疎外感は少ない。


 食事と基本動作の回復が最優先なので、リハビリの方向性が相変わらず見えていないが、包帯巻きやタオルたたみに代わるゲーム的なリハビリとして、孫娘用に作った家族着せ替え積み木のことを提案したら、試してみることになった。

 実は施設内にある碁石を混ぜ合わせ、白と黒に分けるゲーム的リハビリをさせてみたが、目を離すと口に入れようとするので採用不可となったらしい。4センチ角の積み木なら口に入れる心配はなく、頭と指先両方のリハビリを兼ねている。素材が家族なのも好ましい。
 2〜3歳児の遊びと同じような課題であれば、興味を持ってやるのでは?という私の考えである。作業療法の一部に幼児教育の手段でアクセスしようという試みで、やってみる価値はある。
 次回面会時に着せ替え積み木を持参する。もし使えるようなら、孫娘用には新しく作り直せばよい。材料はたくさんある。
 このほか、厚紙にイラストを貼ってジグザグに切り、元の画像に戻す簡単なパズル(板パズル)も試してみたい。これはまだ形になってなく、新たに作る必要がある。
 育児と介護、あまり大きな違いはないような気がだんだんしてきた。

2019年2月26日火曜日

ひな祭り夕食会

 少し早めのひな祭り夕食会を実施。ずっと温暖だった天気がやや崩れ、気温は平年並みに下がった。昨雪から明け方にかけて雪も降り、近隣の土木センター数値では11センチの積雪。しかし、日中のプラス気温で次第に解けて、除雪の必要はない。

 昨夜仕込んでおいたかぼちゃクッキーのネタを午前中にオーブンで焼き、その後孫娘用の着せ替え積み木を作った。
 昨夜加工しておいた家族写真を印刷。ベースとなる立方体はタルキの端材を切って間に合わせた。費用ゼロに近いが、なかなかいい感じに仕上がった。

 長男一家のスケジュールに合わせ、15時にマンションまで迎えに行く。お嫁さんの実家に一家で里帰りし、昨日戻ったばかりだが、イベント大好きの孫娘は元気いっぱいだった。


 家に入るなり、孫娘は机上の着せ替え積み木を目ざとく見つけ、さっそく遊び始めた。全部で6つのサイコロ(立方体)があり、それぞれ6枚の画像が貼りつけてある。
 顔と体、足のサイコロを見繕い、完全なセットに並べて積み上げるという遊び。孫娘が最初に作ったのは、やはり母親だった。所要時間ほんの数分。次に作ったのは父親。だいたい予想通りで、その後自分や私たちのセットを作る気配はなかった。

 他のセットを作るには一度作り上げた積み木を崩す必要があり、そのハードルがまだ高いのかもしれない。全く違うパーツをあえて組み合わせて楽しむ、という応用行動もまだ見せていない。完全形を作るのに飽きると、いずれ工夫することを期待しよう。
 オヤツを食べつつ、その後も私が作ったおもちゃを中心に延々と遊ぶ。以前に作ってあまり関心を示さなかった庭の選定木をサイコロ状に切ったおもちゃ(のようなもの?)は、最近ママゴトの食べ物としてよく使うようになった。
 家族の写真を切り抜いて2等身キャラにした家族紙人形では、アドリブ人形劇をしてよく遊んでいる。私たちの人形はいまのところ要望がないので、アニメキャラでもいずれ追加しようか。

 2年ぶりに飾ったお雛様には、あまり関心を示さなかった。既成品よりも、世界にひとつしかない手作り系のおもちゃが目下の関心のようだ。


 18時少しまえに私と一緒にお風呂に入る。今回は納得して入るまで、少し時間がかかった。いざ入ってしまうと延々遊びだし、今度はうながしても「まだ入ってる〜」と出ようとしない。プチ反抗期か?

 19時少し前から夕食を食べる。桃の節句らしい妻の手料理が並ぶ。好物最優先だが、孫娘もパクパクとよく食べた。
 21時にお開きとなる。帰りの車に載せたとたん、孫娘は爆睡。マンションに着いても起きようとしなかった。刺激的イベントの連続で、さすがに疲れたらしい。

2019年2月25日月曜日

2年ぶりのお雛様

 少し早いが、ひな祭り食事会を明日やることになったので、急きょお雛様を飾ることにした。長女誕生の折に買った吉徳大光の立ち雛で、2年前に持ち主の長女から孫娘へと引き継がれた。
 長男一家の暮らすマンションの収納スペースの都合で、しばらくは我が家で引き続き収納管理し、桃の節句の時期だけ飾ることになった。

 昨年は母の度重なる転倒やそれに伴う入院騒動と、家族4人の入院や体調悪化のために、ひな祭りイベントは中止となり、お雛様も飾らなかった。
 かってない事態だったが、今年は大きなトラブルもなく、2年ぶりに飾れることになった。家族のイベントを暦通りにやれることを、素直に喜びたい。


 いつもの2階カウンターに飾りつけたあと、先日抜けた左上の糸切り歯の差し歯治療のため、予約してある歯科に行く。
 単なる交換でも計3回2週間かかった。総費用は8,500円ほど。まあ、安く上がったほうではないか。

 借りていた本を地区センター図書館にまとめて返し、家に戻ってお茶を飲みつつ、かぼちゃクッキーの仕込みにとりかかる。
 明日の分は半加工した素材を冷凍庫に保存してあるので、冷蔵庫に移して自然解凍させる。新しく買ってあるかぼちゃの皮をむき、煮てつぶしたあと、130〜140gずつまた冷凍しておく。孫娘の大好物のかぼちゃクッキーが、いつでも焼けるよう準備してある。
 いつもキムチの空き容器に入れて持たせてやるので、最近は「じいじクッキー」と呼んで喜んで食べているらしい。作るほうも張り合いがある。
 夕方からネットで見つけた手作りおもちゃの図案作りにとりかかる。サイコロ状の木材3つに、6種類の顔と体、足のパーツを分けて貼りつけ、積み上げて正解を探るパズルのようなおもちゃ。
 パーツには家族の写真を画像ソフトで加工して貼りつける予定。かなり手間がかかるので、明日までに完成するかは微妙。急ぐものではないが。

2019年2月24日日曜日

春モード満開

 およそ2ヶ月ぶりに人前で歌った。場は昨年11月にも招かれた市内の有料老人ホーム誕生会。今回が10回目の依頼で、細いが長く確かなおつき合いが続いている。
 よく考えるとこれが今年初のライブで、2ヶ月ものブランクがあるとライブ感覚が鈍っているような気がし、漠然とした不安に襲われた。

 咳喘息で喉を傷めて以来、歌の練習は週一回程度に控えているが、今回は10日くらい前から少しずつマイク前で歌う練習をし、5日前からはショウガ湯を飲んで備えた。
 幸いに昨年同時期のような体調悪化はなく、喉の調子もまずまず。前回歌ってからわずか3ヶ月後の依頼だが、急に間隔が詰まった理由は定かではない。ともかくも記録を元に曲の重複を慎重に避け、春モードを中心とした選曲で臨んだ。
 最強寒波や豪雪がウソのように温暖な日がこのところ続き、路面からは雪がほとんど消えつつあった。夏と変わらぬ時間で先方に到着。ライブ開始まで30分あり、ゆっくりスタンバイした。
 施設側の誕生イベントのあと、予定ちょうどの14時45分から開始。およそ35分で13曲を歌った。

「北国の春」「おかあさん」「真室川音頭」「蘇州夜曲」「幸せなら手をたたこう」「宗谷岬」「仰げば尊し」「みかんの花咲く丘(歌詞指導)」「誰か故郷を想わざる」「釜山港へ帰れ」「港が見える丘」「青い背広で(初披露)」「東京ラプソディ」


 過去10回のうち、春に招かれたことは1度しかなく、その点では構成がしやすかった。全13曲のうち、2/3にあたる9曲が何らかの形で「春」をイメージしていた。
 いつも大人しい典型的な「傾聴型」の場だが、曲の目新しさもあってか、場の反応はとてもよかった。

 ライブという修羅場から遠ざかっていた割に気持ちは落ち着いていて、歌詞はフレーズ毎にチラリと確認する程度にとどめ、横に広い会場を順に眺めて、聴き手とアイコンタクトをとりつつ進める余裕があった。
 普段は12曲を歌うが、欲張って唱歌を2曲入れたせいで、この日は1曲多い。その反動で自己紹介をかねたMCで中盤をつなぐという趣向は省略した。しかし、この日は単純に歌だけで場を引っ張るパワーがあった。

 特に手応えのあった曲は、「蘇州夜曲」「仰げば尊し」「釜山港へ帰れ」「青い背広で」あたり。
「青い背広で」は、かなり以前に某老人クラブでリクエストが出たが、全く対応できなかった曲。その後YouTubeで会得して備えたが、その後の求めはなかった。
 そのまま眠らせるには惜しく、歌詞に春を含むので今回思い切って歌ってみたが、自然発生の手拍子や共に歌う声が相次ぎ、予想外の手応えに驚いた。藤山一郎の歌はハズレが少ない。ラストのシングアウトにも充分使える曲だ。

 終了後、近寄って労ってくれる入居者の方が複数いて、ライブの成功を物語っていた。当初の不安を吹き飛ばす会心に近い出来だったと自己評価する。

2019年2月23日土曜日

電動除雪機片づけた

 まだ2月だが、電動除雪機を1階居間の床下空間に片づけることにした。使った日と作業時間はカレンダーに記録していて、今冬はわずか3回の出動。作業時間も1回30〜45分程度に過ぎない。

 中旬に襲来した最強寒波では連日の降雪に悩まされたが、電動除雪機なしの手作業で何とか乗り切った。このところのプラス陽気で雪はどんどん解け、一時は110センチあった近隣土木センターの積雪深も、いつの間にか80センチまで激減。
 今後ドカ雪が降る可能性もゼロではないが、もはや勢いのない春の雪。積もってもすぐに解け、電動除雪機の出番はないだろう。


 まれに見る豪雪だったにも関わらず、電動除雪機の出番が激減した理由は、まず南北隣地の住人がエンジン式の強力除雪機でコマメに除雪してくれたこと。我が家の作業分担は玄関前のわずかなスペースに過ぎなく、除雪面積が大幅に減った。
 次なる理由として、今冬から試験的に始めた西側菜園への雪運び措置。玄関から南の軒下沿いに雪運び用の通路を常時確保し、手作業でどかした玄関前の雪を大型スコップで運んだ。日当たりのいい西側菜園を雪置き場にすることで、雪の堆積量が自然に減った。

 手で雪を運ぶ作業は天候や体力と相談して少しずつやれるので、思っていたより負担は少ない。加齢に伴って気力体力は年々衰えるが、しばらくは現状の道具でやれそうだ。

2019年2月22日金曜日

給油と検査予約

 地震に振り回されて1日遅れの記載になるが、今冬3度目の灯油を給油した。雪の量が半端でなく、灯油タンクもすっかり雪に埋もれた。そのままでは給油作業に支障があり、数日前からタンクに至るまでの道を作って備えた。

 今回の給油量は286.1L。前回給油から42日が経過していて、日平均消費量は6.81L/日。前回1/10給油時の数値が7.02L/日だったので、3%減っている。
 2月上旬に史上最強寒波に見舞われたが、なぜか消費量が減った。いつものように同時期の数値を札幌の月平均気温と共に比較する。
・2010年:6.74L/日(1月平均気温−2.0℃、2月平均気温−3.2℃)
・2011年:5.91L/日(1月平均気温−3.8℃、2月平均気温−1.1℃)
・2012年:6.22L/日(1月平均気温−4.5℃、2月平均気温−4.4℃)
・2014年:7.45L/日(1月平均気温−4.1℃、2月平均気温−3.5℃)
・2015年:5.80L/日(1月平均気温−1.5℃、2月平均気温−0.8℃)
・2016年:7.08L/日(1月平均気温−3.5℃、2月平均気温−2.2℃)
↓…………暖房ボイラ交換、深夜の微小運転中止
・2017年:6.33L/日(1月平均気温−3.9℃、2月平均気温−2.0℃)
・2018年:6.86L/日(1月平均気温−2.6℃、2月平均気温−4.1℃)
・2019年:6.81L/日(1月平均気温−3.0℃、2月平均気温−3.7℃)

 多少のバラつきはあるが、平均気温と比べても、おおむね妥当な数値といえる。今冬の累計灯油消費量は平年なみの1100L強(給湯分を含む)ほどに収まりそうだ。


 同じく昨日の話になるが、5年前に手術した大腸ガンの転移再発検査の予約をした。検診日は水曜限定だが、その予約受付が今年から平日の13〜16時となり、忘れないよう前日からガラホのアラームをセット。

 予約日は2週間後の3/6と決まる。昨年は母の転倒入院への対応や、自分の副鼻腔炎と咳喘息のせいで3/14までずれこんだが、今年はかなり早め。うまい具合に午前中の予約がとれ、空いていればエコー検査も当日に受けられる。
 発症からひとつの節目となる5年目。体調管理には充分に気を配っているが、どうなるかは調べてみないと分からない。

2019年2月21日木曜日

電子マネー入金

 ガラケーからガラホに機種変更した際、手続きしてあったキャッシュバック5千円が入金になった。「au WALLET」というプリペイドカードで、手続きはauアカウントでログインし、ネットからスムーズにやれた。
 外観はクレジットカードに似ているがカード機能はなく、現金で入金した分だけが使える。札幌市営地下鉄のSAPICAに近いが、マスターカード対応の店では全て使えるので、おそらくSAPICAよりも便利。
 似たようなプリペイドカードのクオカードを最近になって複数枚いただいたが、使える店に制限があって困った。イトーヨーカドー限定ギフト券のいただき物もあるが、半年経ってもいまだに使っていない。
 カードで財布が膨らんでしまうなど、電子マネーやギフト券は使う側にとっては制限が多すぎて、ちょっと使いにくい。スマホによる決済がいずれ主流になるはずだが、贈る側にとっては形のあるものが必須なのだろう。


 夕食後に妻とまったりテレビなど観ていたら、突然ズンと下から突き上げてきて、直後に強い揺れ。またまた大きな地震だった。2台の携帯とテレビが一斉に緊急地震警報をけたたましく鳴らす。
 あわてて暖房ボイラのスイッチを切り、テーブルの下に潜り込む。妻にも声をかけたが、なぜかテレビが倒れないよう必死でおさえている。
「テレビは大丈夫だから、テーブルの下へ!」と叫んだが、そうするうち地震はじょじょに収まってきた。テレビは転倒防止ビスで頑丈に固定してあり、倒れる心配はないが、動転して忘れていたらしい。
 震源地は昨秋と同じ厚真町で、私たちの住む地区は震度5弱。前回(震度5強)より微妙に規模が小さかったせいか、家の内外に被害はなく、机上のけん玉が倒れた程度。停電や断水もいまのところ起きていない。
 昨秋の台風で壊れて仮復旧中の車庫が心配だったが、屋根の雪がかなり減っていたことも幸いしてか、特に異常はみられない。

 親戚を中心にお見舞い&安否確認が相次いだが、今回は安全確実なショートメール(SMS)によるものが大半で、大きな混乱ははなかった。
 それにしても、5ヶ月も経ってからこれほど大きな余震に見舞われるとは。当分は油断できない。

2019年2月20日水曜日

早めにアリ対策

 2日前から家の中で蜘蛛の姿を続けて見かけた。気温が上がって雪解けが進むにつれ、虫たちも活動を開始したようだ。
 例年は3月から対処するが、嫌なアリ対策を今年は早めに始めることにした。まだ家の中で姿を見かけてはいないが、蜘蛛がいるということはエサになる他の虫もいると考えるべきで、つまりは見えないうちの先制攻撃のようなものだった。


 設置したのは、昨年試して効果的だった超音波式の害虫駆除機。電気式だが消費電力は1W以下で、維持費はゼロに近い。

 2個あるうち、ひとまずアリが出やすい台所北側のカウンター上に1個だけ設置。家の中にアリの出没ポイントは3ヶ所あり、今後のアリの動向をみて、残る1個の設置と他の手段(電子蚊取り器やアリメツなど)の併用を検討したい。

2019年2月19日火曜日

医療費が平均の43%

 昨日やり残した断捨離系の資料整理を続行。3.5センチの保存ファイル3冊は、6センチファイルに見事収まった。およそ50%の断捨離率達成である。

 続けて1階居間の料理や洋裁関連ファイルの整理もやる。取捨選択は終えているが、一部に表紙のとれたクリアファイルがある。手持ちのクラフト系ファイルを細工して丈夫な表紙をつけ、背見出しも貼った。
 他のファイルにも背見出しを貼って見やすくする。ありあわせのファイルなのでやや統一感に欠けるが、調べやすくなったのは確か。


 午後から5日前に抜けた差し歯の治療に歯科へと向かう。町内は大掛かりな排雪作業が始まっていて、多くの重機や大型ダンプが行き交い、車は出せない。
 本来は5日前に始まる予定だったが、不意の降雪で遅れたらしい。前回同様に徒歩で向かう。

 歯科は空いていたが、型をとって仮歯を入れるのに1時間ほどかかった。次は6日後で、ようやく新しい差し歯が復活する。


 青色申告書類作りの過程で知ったが、昨年は医療費の合計額が7.8万円で、1人平均だと3.9万円。データを取り始めた過去6年のうち、下から2番目に少なかった。
 このうち、私の医療費が4.9万円で、妻が2.9万円。どちらが多いかはその年によって違う。昨年は私の皮膚科と耳鼻咽喉科の支出が多かった。
 日本人の年間平均医療費は65〜69歳で45.4万円、3割負担なら自己負担額は13.6万円となる。(2013年統計)私たち夫婦の負担額は平均の29%に過ぎない。
 年齢の割に医療費は極めて少ない家庭といえるが、消化器系のガン検診とたまの皮膚科、歯科程度にとどめて、今後も医療費の抑制に努めたいと思う。


 治療が終わって自宅に入ろうとすると、ちょうど玄関前で排雪作業の真っ最中だった。遅れたが、日暮れまでにどうにか作業は終えた模様。おかげでかなりすっきりした。
 気温も5.1度まで上がり、3月下旬の陽気。雪もどんどん解けて、一気に春の気配だ。もう何度かは降られそうだが、豪雪の冬は意外に春が早い、という展開を期待する。

2019年2月18日月曜日

断捨離を再開

 青色申告書類一式の作成が終わり、あとは提出するだけとなった。しばし中断していたが、平成の断捨離作業を再開することにした。

 今日やったのは、2階仕事部屋に並べてある仕事関連のカタログ類やスクラップ等の書類整理。設計事務所登録をしていた時期には、頼んでなくともメーカーから大量のカタログが送られてきたが、登録を解除し、ネットでの商品検索が中心になってからは必要性そのものが薄くなった。
 専用の分厚い保存ファイルからチェックしたが、だいたい2/3くらいは不要なもの。結果として6センチ厚の保存ファイルが2冊も空になった。


 珈琲ブレイクをはさんで、今度は1階居間の本棚にある妻用の料理や裁縫関連のスクラップ整理をやる。

 仕事用と同じ分厚い保存ファイル2冊に収めてあるが、30代の頃に読んでいたミセス、クロワッサン、オレンジページ等の雑誌から切り抜き、私が貼って分類整理し、綴じ込んだもの。
 当初は興味があっても、月日の流れで関心がなくなったり、すでに作り方を会得したものもある。全てを妻にチェックしてもらい、不要なものを廃棄することにした。


 こちらはおよそ半分くらいに減った。分類上の都合で3.5センチと4.5センチの保存ファイルに分けて収めた。
 夕食後にも2階で仕事関連のスクラップを整理する。3.5センチのファイル3冊を6センチファイル1冊にまとめる作業をしたが、2冊まで終えたところで疲れを感じ、残りは明日に持ち越しとした。

 発生した膨大な紙とカタログは、紙ゴミ(月2回)と資源ゴミ(月1回)として処分の予定。いずれも無料だが、作業と併行して段階的に処分するので、簡単には片づかない。
 ところで、断捨離をあまりにやり過ぎると、逆にストレスが溜まって精神への障害となることもあるというから要注意だ。

 人間の生活には無駄だと思っていても、些細な部分で心の支えになっている事象が少なくない。幼少時からの写真や日記、文集などは忘れた頃に取り出して眺め、自分の生きてきた道を辿ることでアイデンティティ(自己同一性)を確認する大切なアイテムだ。
 いずれもさほどかさばるものでなく、デジタル化なども併用するなどし、完全なる断捨離の対象からは外すべきだろう。

2019年2月16日土曜日

遅れて白寿祝い

 昼近くに母の暮らす施設へと向かう。10日間の長きにわたって続いた真冬日も昨日で途切れ、雪がジワジワと解け始めた。
 わき道はぬかるんでスタックする危険があるので、幹線道路を迂回する。道は雪を山のように積み上げた排雪ダンプの行列で大混雑。

 途中スーパーに寄って、フルーツヨーグルトの4個パックを買う。いつもより少し豪華な差し入れだ。
 実は昨日が母の99歳の誕生日で、普段はLOOKチョコが定番だが、誤嚥のリスクもあるので、流動食に近いオヤツにした。
 母は車椅子で食堂にポツンと座っていた。「こんにちは、誰か分かる?」といつものように問いかけたが、首をひねって怪訝そうな表情をする。しかし顔色は悪くなく、5日前の面会時よりも元気がよさそうだった。
「誕生日おめでとう」と声をかけ、99歳になった旨を教えると、「え〜、もうすっかり婆さんだね」と自分で驚いていた。一時は危ぶまれたが、めでたく白寿を迎えられた。次なる目標は100歳だ。
 デジカメを忘れたが、買いたてのガラホのことを思い出し、記念の写真を撮る。


 やがて職員さんもやってきて、いろいろ情報交換。頼まれていた入れ歯洗浄剤とスポンジ歯ブラシ、フルーツヨーグルトを渡す。いきなり与えずに、事前にチェックしてもらう必要があった。
 看護師さんにも見てもらい、OKが出た。まだスポンジ系のオヤツが食べられないそうで、施設側が苦慮していたという。「助かります」と喜ばれた。

 職員さんを交えてあれこれ雑談するうち、頃合いをみて「さて、誰だか思い出した?」と何度か問いかけるうち、ようやく私の名前を呼んだ。
「ハイ、正解です!」と拍手の嵐。ここぞとばかりに、生まれ故郷の寺の名前(母は寺の娘である)を問うと、こちらも一発で当てた。
 まだ自力での食事ができず、包帯巻きのリハビリを再開する見通しもたってないが、こうして少しずつ記憶の揺り起こしから始めるのが早道かもしれない。
 断続的に続けていた青色申告書類の作成が、ようやく終わりに近づいた。経費帳と売掛帳のデータ入力&台帳転記が終わり、その後の決算書や所得内訳書、確定申告書の記入も控用まですべて終わった。残るは提出用を清書するだけなので、先は見えている。
 いろいろと出入りの多い年だったが、台風被害の補てんという予期せぬ自然災害をのぞけば、おおむね控えめで健全な収支だった。

 受け付けは18日からだが、駐車場がいつも大混雑で、夕方16時半を過ぎないとスムーズに入れない。切手代140円はかかるが、今年は郵送を検討している。ガソリン代よりもやや安く、何より貴重な時間が浮く。

2019年2月15日金曜日

ガラホの画像転送

 ガラケーからガラホに携帯を変えて4日目。操作にもじょじょに慣れつつあるが、画像の転送には多くの手段があって、順に試した。

1)マイクロSDカード
 マイクロSDカードに予めPCから画像を転送しておき、ガラホに装着して本体に移動させる。最も確実な手段だが、今回のガラホはマイクロSDカードの装着が非常に面倒なのが難点。

 まず裏蓋を開け、電池を外してスライド式の爪をずらしてカードをはめる。電源が一時的に切れるので、その都度再起動となり、裏蓋を元に戻す作業もデリケート。旧ガラケーのように、本体横の溝穴に入れるだけ、とはならないのか?

ガラホで撮った写真。デジカメより画質は劣るか?

2)Bluetooth
 デジタル機器の近距離無線通信手段。最近のMacには標準でついていて、今回のガラホにもついていた。初めて使ったが、Mac側にある画像はすんなりガラホへ転送できた。
 ところがガラホからMacへの転送がうまくいかず、あれこれ試してMac側の「機能設定」→「共有」からBluetoothをオンにする必要があることに気づく。

 ようやくうまくいって、ガラホで撮った写真をMacへ無事転送できた。近くにWi-Fiルータがあると電波が干渉するので、一時的にオフにするとスムーズに運ぶ。
 ガラホの写真はデジカメに比べて画質は劣るが、デジカメがないときの予備としては充分使える。
3)赤外線送受信
 Macからガラホへ転送した写真を妻のガラケーにも転送しようと思ったが、ガラホ同様にマイクロSDカード装着が面倒だった。Bluetooth機能は妻のガラケーにはない。

 いろいろ調べて、赤外線を使った画像の送受信が両方の携帯でやれることを発見。互いに近づけるだけで、接続ケーブルは不要。
 これまた初めて試したが、割とすんなりやれた。妻もいずれはガラホかスマホに変えるが、今後は赤外線を使って転送しよう。

赤外線で転送中

4)インターネット
 ネットのメール添付で画像を送る手段だが、Wi-Fi接続の場合、通常のEメール設定がうまくいかない。理論的にはやれるはずだが、もう少し時間が必要だ。

 これに関連し、娘からサイトのアドレスが記載されたショートメールが今夜届いた。Wi-Fi接続してサイトは閲覧できたが、ガラホなので画面が小さく、PCの大画面でも見たくなった。
 ところが、ショートメールをPCに転送する手段が見つからない。Macの有料ソフトを見つけたが、機能限定の無料版ではうまく作動しない。
 またしてもあれこれと試し、ガラホのプロフィール欄と電話帳がBluetoothで転送可能と知る。(メモ帳の直接転送は不可)メール欄に対象のショートメール文を丸ごとコピペし、送られたvctファイルをMac側の連絡帳で開くことでようやく成功。
(その後Wi-Fi接続からヤフーメールの設定に成功し、ひとまずテキスト文のショートメールはPC側のEメールで読めるようになった。画像の相互転送もEメールの下書き保存から可能)

 タブレットPCにも同じ傾向があるが、ネットやBluetooth、赤外線などのデータ通信を使うと、バッテリの消耗が激しい。待ち時間を長くするには、必要時以外は全てオフにしておくのが賢明だ。

2019年2月14日木曜日

歯科でもバレンタイン

 起床後、いつものように洗面台で歯肉マッサージをしていたら、左上の犬歯がポロリと落ちた。一瞬歯が抜けたのかと思ったが、落ち着いて確かめると、差し歯がとれただけのこと。土台はちゃんと残っている。
 まず朝食をとり、いつも通っている歯科に予約の電話を入れた。すると、いますぐ来れますか?11時半なら予約が空いてますが、と思いがけない返事。てっきり待たされると思っていたが、早いにこしたことはない。すぐに予約した。

巨大化する母屋の雪庇

 昨夜も断続的に雪が降り、除雪が追いつかない状態。近隣土木センターの積雪深はついに1メートルを突破して、110センチに到達。市内に14ポイントある観測地点でダントツの1位で、まるで冬将軍に魅入られたように、集中的に降られている。

 除雪は後回しにし、安全確実な徒歩で歯科にむかう。診察の結果、経年による差し歯の劣化で、レントゲン写真で調べると根っこに問題はないという。ただ、歯の一部が欠けているため、作り直すことになった。
 とれた差し歯を仮歯として一時的にはめてもらい、支払いを済ませたら「バレンタインなので」と、チョコと歯ブラシのセットを渡された。歯科もサービス業的経営センスがないとやっていけない時代なのか。


 家に戻って、通路脇に積み上げた雪を西の雪置き場に移動する。今冬何度も繰り返した作業だが、いい加減飽きてきた。
 今日から町内会排雪作業が始まるとの回覧が回ってきたが、通常の除雪に忙しくて排雪に回る暇がないのか。作業する姿はどこにも見られない。雪山が片づくのはいつになるのか。


 ようやく終わるとどっと疲労感に襲われ、居間のベンチで仮眠。加齢のせいか、最近は動いたあとは昼寝しないと身体が持たなくなった。
 珈琲タイムは3種類のバレンタインチョコを順にいただく。甘いので、楽しみながら少しずつ食べることにしよう。

2019年2月13日水曜日

打ち水でエコ加湿

 先月末あたりから湿度が50%近くに下がり始めたので、ウイルス対策として昨年テストした床下土間コンクリートへの打ち水を、今年もやることにした。
 水の量は湿度計の数値を見ながら加減するが、500mlの軽量カップでおよそ2〜5杯程度まく。
 場所は最も大きなパネルヒータのある居間の床下部分。時間は正午近くか夕方、そして寝る前が大半だ。


 設計時から床下暖房とパッシブ換気システムを採用していて、1階床には計4ヶ所の点検口が空いている。床下は全面に鉄筋コンクリートを打ってあり、水をまいても支障はない。
(床下の一部は収納に使っているが、物を入れすぎると空気の流れを妨げるので、ほどほどにしてある)
 昨年のテストでは、1回2Lを散水すれば、およそ3%湿度が増すことが分かっている。以前は同じ無動力のフェルト利用エコ加湿器を使ってきたが、コップに立てる方式なので容量が小さく、非力だった。
 土間への打ち水は同じ無動力のエコ加湿だが、使う水量が桁違いで、かなり強力な手法だ。


 湿度が最も低くなるのは2月末までの1ヶ月ほどで、少なくともこの期間は打ち水が欠かせない。
 いまのところ目標値の50%は終日キープしていて、今冬は風邪もひいてなく、咳喘息の再発も免れている。

2019年2月12日火曜日

ガラケーからガラホへ

 13年という長きに渡って使ったAUのガラケーをガラホに買い換えた。きっかけは先日届いたAUからの案内状。
 3年後の2022年3月に3G回線サービスが打ち切りになり、現状の古いガラケーは使えなくなる。スマホに買い替えるしか手段がないと思いこんでいたが、案内状にはスマホに切り替える以外に、4G/LTE回線対応の携帯への機種変更も可能、とある。

 いわゆる「ガラホ」と呼ばれる機種らしく、使い慣れた二つ折り式で、大きさや重さは現状のガラケーと大差なく、スマホに似た機能を持つ。
 2019年4月末までの限定セールだが、変更に伴う手数料が無料で、機種代金は5,400円の36回分割払い。月額利用料金は1,077円で27分間の無料通話つき。さらには、5,000円のキャッシュバックという破格の条件だった。
 スマホは最初の1年は利用料が安くても、2年目以降は2,500円くらいにはね上がるものが大半。いまのところ必要性は感じないので、長く安く使えるなら、ガラホの選択が正解だろう。


 現状の機種は10年前に買った古いタイプ。ショートメールが50文字までしか打てず、通常のメール70文字だと2通に分かれて送られてきて、不便極まりなかった。
 地震などの緊急速報が送信されないことも多く、最近になって使用中に会話が突然切れるという問題も起き、いつ壊れてもおかしくない状況だった。まさに渡りに船の好条件ではないか。
 案内状が届いた日に機種変更を即断。このチャンスを逃してはならない。申込み手続きはネットから行い、2日後の今日14時に近くのAUショップを予約した。

 あいにく未明から雪が降り続き、近隣の土木センターでは短時間に14センチの積雪。風雪は次第に強まったが、12時少し前に強引に車を出す。ホワイトアウト状態の街を慎重に走り、まずトライアルで食料を多めに買い込む。
 昼食はAUショップ近くのはま寿司で食べ、時間ちょうどに店に入った。

左が新ガラホKYF38、右が旧ガラケーNS01

 事前にいろいろ調べておいたので、手続きはスムーズに進む。機種はAndroidのOS5.1を搭載し、インターネットにも接続可能な「かんたんケータイKYF38」。2018年夏に発売の最新機種で、希望のネイビー(紺)が買えた。
 本体が5,400円(150円×36回分割払い)、無料通話27分間分つきで月額1,077円のVKプランS、故障紛失サポート月額410円、計1,637円/月である。従来と同様にネット契約はしなかった。
(月額300円、0.6円/KBのLTE NETネット接続サービスがある)

 故障紛失サポートを契約するのは初めてだが、途中解約はネットから手続き可能という。壊す可能性は低いが、本体が新しい1〜2年はかけておこうかと思う。
 キャッシュバック5,000円は機種代金にしか使えないと思っていたら、電子マネーとして広く使えるという。実質負担金は400円で済んだ。何かと物入りの時期に助かる。


 旧機種から電話帳をコピーして手続きは終了。かかった時間は50分ほどで、前回よりも短い。古い携帯は通話には使えないが、他の機能は残っているので、ひとまず捨てずに持ち帰ることに。

 家に戻ってさっそくあれこれ試す。10年も経つとあらゆる部分で新しくなっていて、歩数計やライト機能もあるが、残念なことに旧機種で便利に使っていた「ペタメモ」という機能がインストールされていない。
ワンタッチキー」が本体に3つだけあり、電話番号のほかにカレンダー呼び出し機能も登録可能と分かり、ひとまずこちらに登録した。

ツイッターを表示中

 Wi-Fi経由でインターネットに接続可能と聞いていたが、設定が分かりにくく、かなり手間取った。文字入力の手段にまだ慣れていず、何度もやり直しを強いられた。
 分かりやすいYouTube動画を見つけてようやくつながったが、自分のブログやツイッターがまずまず普通に閲覧できる。自宅のWi-Fiを使っているのでネット契約なしでも使え、料金も発生しない。

 ただ、液晶が小さくてタップによる拡大ができないので、PCやタブレットに比べると読みにくい。あくまで「ネットにもつなげる携帯」という補助的な位置づけか。Wi-Fiのある病院などで、暇つぶしに使えるかもしれない。
 カメラや動画などの機能はまだ試していないが、手持ちのデジカメやiPhoneなみの高性能なので、いろいろ使えそうだ。
 旧機種との主な仕様の違いは、以下の通り。

《旧機種 NS01
・サイズ:48×100×18.8、119g、2.8インチ液晶
・バッテリ:700mAh/連続待受310時間/連続通話220分
・カメラ:197万画素(2M)/動画:320×240

新機種 KYF38
・サイズ:51×115×17.9、140g、3.4インチ液晶
・バッテリ:1500mAh/連続待受430時間/連続通話590分
・カメラ:800万画素(8M)/動画:1280×720

2019年2月11日月曜日

予想外の査定額

 まだまだ氷点下の真冬日が続くが、午前中から晴れ間が広がる温暖な天気。正午で暖房もオフにし、そのまま18時過ぎまで無暖房で過ごす。
 雪かきや雪下ろしも一段落し、久しぶりにDIY作業を集中的にやって、4つのアルミ缶シェードを作り上げた。
 珈琲ブレイクのあと、1週間ぶりに施設にいる母の様子を見に行く。自力での食事ができなくなり、職員さんに迷惑をかけっぱなしなので、まず近くの六花亭に出向き、差し入れの菓子折を買った。

 ついでにブックオフにも寄って、次男が置いていった初代プレステ用のゲームソフト8本を買い取ってもらうことにする。
 断続的に進行中の断捨離作業の一環だが、次男からは「捨てていい」と言われていた。試しにネットで相場を調べてみると、最も高そうなメタルギア系ソフトでも数百円程度。ケースや取説の傷みもひどく、「評価額ゼロ円」も覚悟していた。


 30分近くも待たされ、(もしや…)と淡い期待を抱かせたが、呼ばれて提示された査定額は合計で2,555円という予想外なもの。大半は二束三文の査定だったが、1本だけ希少なレア物が紛れ込んでいたらしい。
 ゲームからはしばし遠ざかっているので、詳細は不明。全てゴミとして出すつもりでいたが、捨てなくてよかった。息子のお金なのでアルバムや通知表の箱に入れ、次回帰省の折に渡すとしよう。
 かなり気を良くして母の施設へと向かう。前回見舞い時に予告されていたが、2年以上使っていた南側の部屋から、台所の真横にある北側に部屋が変わっていた。
 これまでの部屋はトイレに近いことが利点だったが、昨年3月からカテーテルを使うようになり、夜間のトイレがなくなった。もはやトイレ近くの部屋にいる意味はなく、少しでも職員の目が届く部屋が望ましい。

 母の様子は相変わらずで、スプーンを使って食べられず、介助が必要な状態。リハビリも一切手つかずだったが、今日は夕食直前のせいか、ベットに横になって目を開けていた。
 私が声をかけるとウンウンとうなづいて、息子が来たことは分かっている様子。劇的な回復はないが悪化もなく、食欲だけはあるので、4日後の白寿は何とか無事に迎えられそうだ。

アルミ缶シェード

 全体が24畳ワンルーム形式の2階西半分には、4つのスポット灯を照明に使っている。2本のツーバイ材で挟まれた梁の間に設置してあり、間接照明のようでさり気なく、デザイン的には優れているが、光が拡散して照度面での効率が悪いのが欠点だった。

 そこで1階の台所や脱衣室で使っている紙製のシェードをかぶせようと考えたが、直接では電球の熱による火災のリスクがある。
 1階ではアルミの手製シェードをまずかぶせ、その外側に紙シェードを巻いた。この手法が安全だが、アルミシェードには100均で買ったアルミボウルを使う。これを何とか廃物利用でやりたい。
 思いついたのが、アルミ缶を再利用すること。リサイクルゴミで捨てるものだが、切り開いて再加工すれば、シェードとして生まれ変わりそうだった。


 まず、紙で原寸型紙を作る。使うのは350mlのアルミ缶で、紙を巻きつけて採寸すると、97×209の長方形が取り出せることが判明。
 同じ寸法の紙を切って電球の周りに円錐形に丸め、接着する糊代を考慮しつつ、ハサミで切って最適な形状を探る。切りすぎた箇所はセロテープで復活させたりし、苦労のすえにようやく使えるものが出来上がった。
 紙の状態で仮固定し、点灯テストをしてみる。なかなかいい感じだ。

紙の状態で仮設置。奥は裸電球のまま。

 厚めの紙で本格的な型紙を作り、アルミ缶の上下を切って平板を取り出す。切るには金切りバサミが必須。曲がった箇所はハンマーで軽く叩いて均し、切り口のバリは金ヤスリで均す。
 電球の口金部分(E26)は直径50の円弧でピタリ合う。円弧の中心は縁から10ミリ離れ。接着はボンドでやるが、糊代は口金部で19ミリ、端部で3ミリほど。

蝶の羽根を思わせる形状がデザイン的に面白い

 手始めに1個だけ作って実際の効果を試し、まだ照度不足を感じたので、アルミの外側に310×148のケント紙で紙シェードを作って追加した。
 その後3つを続けて作る。計4つになって、2階西側は全て同じ照明スタイルになった。上方への無駄な光がなくなり、40W相当の安価なLED電球(消費電力4.7W、トライアルで1個250円)でも明るさに遜色はない。

 手持ちがなくて試せなかったが、500mlアルミ缶を使えば、さらに効率がよくなりそうだ。本日のDIY難度、シェードの原寸型紙作りが難しいので、5段階中の4とします。