1週間前に公共料金の大半をポイント還元のつくクレジットカード払いに変更したが、問題はカードによって還元率が異なるという事実。
いま使っているカードは2種類で、22年前に作った某大手カードは、プロバイダのASAHIネットを利用する際の必須条件だった。インターネット黎明期でいろいろトラブルが頻発していて、プロバイダ側がユーザーの信用調査をかね、大手カード会社の審査を利用したふしがある。
それまでクレジットカードとは無縁の生活で、借金のイメージがあって多少の抵抗はあったが、インターネットの誘惑には勝てず、渋々申請したら、あっさり審査が通った。
以降、プロバイダがヤフーに変わってもずっとカード払いを続けてきたが、改めて調べると、この大手カードのポイント還元率は0.5%しかない。年会費1,350円の負担も馬鹿にならず、他のカードへの変更を検討することにした。
もうひとつ持っているヨドバシカメラのゴールドポイントカードは、年会費無料で還元率は1%。よく利用するAmazonのクラシックカードでは、Amazonで買うと1.5%、他でも1.0%のポイント還元で、初年度は年会費無料。2年目以降も年1回以上利用すれば年会費無料というお得な条件だった。
調べてみると、昨年だけでAmazonでは8万5千円ほど使っている。現状カードとの還元率だけで850円の差があり、これに年会費分も浮く。さらに公共料金等の支払い分を加算すると、その差は数千円を下らない。
ぎりぎりの年金収入が主所得で、審査が通るのかが最大の問題だったが、駄目な場合は手持ちのゴールドポイントカードに切り替えることにし、ひとまず申請だけはしてみた。
PC経由でネットを使って手続きしたが、年齢や主たる所得源、年収や持ち家の有無、何年そこに住んでいるか、運転免許証番号、借金の有無、預金額等々、何に使うのかよく分からないことまで聞かれる。(預金額のみ任意)
「その他資格など」という不思議な項目があり、一覧の中に「一級建築士」が含まれている。30代前半で事業を始めた直後にマンションのローンを組んだ際、一級建築士の免許証だけでお金を貸してくれた金融会社のことをふと思い出した。
申し込んでわずか2時間後、審査が通った旨のメールが三井住友カード会社から届く。Amazonカードは三井住友カードが審査を代行しているらしく、けっこう厳しいという情報もあったが、ともかくも無事に通った。
5日後の今日、簡易書留でカードが届く。利用限度額や有効期限など、条件は現状の大手カードと大差なかった。さっそく各種振込み先のカード情報を変更する。Amazonを筆頭に、ヤフーや各種公共料金、ヨドバシ通販など、かなりの数。水道代だけはネット申請できず、電話で書類送付を申請した。
今回、引落し口座はこれまでの地方銀行から、年金が定期的に振り込まれるゆうちょ銀行に変更した。これにより、定期的なお金の移動が不要になる。
これまで知らずに随分と損をしていたが、経費節減の道はまだまだ残っていた。