2018年4月18日水曜日

想像以上のネズミ被害

 午前中から気温がぐんぐん上がり、午後には19度を突破した。まるで初夏の陽気で、誘われるように外に出て、庭木の手入れに励む。
 北東角に挿し木で植えたアジサイの枝折れがひどく、枯れた枝と一緒に大幅剪定した。車庫屋根の雪を集中的におろした位置にあるので、モロに被害を受けた感じだ。北側に新しく建った家の境界部分にあり、今後枝を伸ばさないよう、全体を麻ヒモでまとめた。


 北西側の裏庭にあるラズベリーも枝折れがひどい。同様に大幅剪定する。続けてネズミに樹皮をかじられ、唯一処理が残っていたドウダンツツジに麻ヒモを巻きつけた。
 太い部分の処理は終わったが、枝の形が複雑でしかも細く、全部を処理するのは無理がある。状況を調べると、多くの枝で芽が出ていないか、出ていても元気がない。対処の早かったライラックやカエデは元気に芽が吹きつつあるが、ドウダンツツジはこのまま枯れてしまうかもしれない。
 家庭菜園の中央にあって、毎年この時期には青々と芽を吹く細ネギも、今年は数本の芽しか育っていない。どうやらこちらもネズミに根こそぎかじられてしまったらしい。丸く太った根っこが、余程うまかったのか。
 同じく、カエデの根元に5年前に植え、苦労してようやく昨年大輪の花を咲かせたクレマチスも、全ての枝と根を食い荒らされ、跡形もない。ネズミの被害、想像を大きく超えていた。

 ネギは根付きを買ってきて、越冬させずに毎年食べ尽くしてしまう手段があるが、クレマチスはもはやお手上げ。もともと風にも弱く、残念ながら我が家で育てるのは無理と思わざるをえない。


 不思議なことに、チューリップや水仙、ムスカリなどの球根類は無傷。チューリップやユリは過去に食い荒らされたこともあるのに、今回に限ってなぜ?
 これまで空き地だった南北隣地に家が建ち、ネズミの冬の餌場が激減したことも被害増大につながった気がする。家の中なら追い出す手段もあるが、広い屋外のことなので、もはやお手上げ状態。天敵の野良猫やキタキツネに期待するしかない。
 建物南西角の土台水切りにアリが群がっているので調べたら、なんと角柱を覆う鉄板の隙間に着々と巣作りの真っ最中。そこを起点に、水切りの上を延々と多数のアリがはい回る。
 最近家に侵入してくるアリの住処はここだったのかと、さっそく熱湯を2Lほど沸かし、隙間の上から流し込んで一気にアリを撃退。100匹を超すアリの死骸が散乱した。

 やがて妄想カラスが巣作りと攻撃にやってくる時期で、待ち望んだ雪解けは、ネズミやアリ、そしてカラスに翻弄される季節の到来でもある。