2018年3月8日木曜日

孫守り母守り

 昨夕に長男のお嫁さんから緊急メールがあり、孫娘に熱があって保育園に行くのが難しそうなので、預かって欲しいという。
 お嫁さんは休暇だったが、自分の病気で長時間の点滴が必要で、その間だけでも、という希望。私も妻も体調は回復傾向なので、二人で10時に迎えに行った。

 いつものようにチャイルドシートに孫娘を載せたが、ドアが閉まったとたんにグズグズと泣き始めた。過去一度もなかったことで、横に座った妻が懸命になだめてようやく泣き止んだが、互いの病気などで3週間近く会ってなかったので、顔を忘れたのかと最初は考えた。
 ところが家に到着してお気に入りのオモチャなど並べても、ほとんど関心を示さない。テレビのアニメを見せても歌を歌ってもご機嫌は直らず、ずっと愚図っている。
 朝の体温は平熱と聞いていたが、念のため計ってみると、35.9度と問題ない。オムツも濡れてなく、しきりに目をこするので、時計はまだ11時過ぎだったが、2階に準備してある布団まで運び、寝かせてみた。
 即興の子守唄など歌ってやると、愚図りながらもすぐに目を閉じて寝てしまった。そのままご飯もオヤツも食べず、延々3時間近くも眠り続けた。熱はないが、かなり体力が落ちている様子。


 15時近くにようやく起きたが、ここでまた愚図り始めてとまらない。準備してあったカレーのお弁当やヨーグルト、バナナなど、元気なときなら喜んで食べるのに、全く手をつけない。
 困り果てて、昨晩焼いておいた得意のカボチャクッキーを与えたら、これだけは2枚食べて水も少し飲む。準備しておいてよかった。

 その後も延々愚図り続け、私の胸で抱きっぱなしの状態。とても手に負えない。治療の終えたお嫁さんが自宅に戻ったとのメールが14時過ぎにあったので、早々に家に送り届けることにした。
 熱はないが全く食べられず、夜になると熱が上がって、愚図り続けるという症状は、1月中旬に同じ経緯で預かった際に判明したRSウイルス感染症と酷似している。
 調べてみると、RSウイルス感染症は抵抗力がつく5歳くらいになるまで、何度でもかかる免疫のない病気という。おそらくは通っている保育園からまた貰ってきたのではないか。早いうちに病院で検査してもらうことだ。
 送り届けている途中で、携帯が何度も鳴る。母が暮らす施設からで、内容は母の徘徊や転倒に関する今後の対応について。
 夜間に職員の対応が難しくなる時間帯に、一時的に居室のドアが数センチしか開かない処置をすることへの了解と、行動が落ち着くまで当分の間、土曜日曜の18:20〜19:00に見守りに通う要望だった。
 前者は私が以前に提案したことで、後者は施設から最近でた要望の具体化。見守りは特養への転居が決まるまで、延々続くことになるかもしれない。現在いる老健施設は本来、長くはいられない施設なので、継続して置いてもらうためには可能な限りの協力が欠かせない。

 孫娘を送り届けた帰路、少しだけ寄り道して税務署に向かう。実はずっと作業していた確定申告書類が昨日までにようやく書き終えた。ついでなので、出しておけば時間の無駄がない。
 時計は16時半。16時で申告相談受付が終わっていて、駐車場の行列は少なく、わずか5分の待ち時間ですんなり提出できた。ずっと引きずっていた懸案事項がひとつ解決。来週からは、こちらも延ばし延ばしになっていた大腸ガンの転移&再発検査が始まる。
 年明けから主に健康面で家族内に多くのトラブルが延々続いているが、粘り強く対応してゆけば、いつか好転するものと信じたい。