2018年3月3日土曜日

家族の見守り要請

 母の暮らす施設から、土日の昼食後に職員の対応が手薄になるので、30分ほど見守りに来れないか、との打診があった。
 転倒からの回復に伴って行動全体が活発になり、昼間も車椅子から立ち上がり、歩き回りたがるという。職員の目が届かなければ、昼間でも転倒のリスクがあるという。家族との交流があれば気分も落ち着き、歩き回ることは少なくなるのでは?との施設側の提案である。

 療養中の風邪が未だ完治せず、咳や鼻水、痰に悩まされていて他の利用者に移す危険性もあったが、マスクをしてでもという強い要望なので、午後から出かけた。


 12時50分に施設に到着。母は包帯巻きのリハビリ作業中だったが、私が話しかけてもまるで無関心。そのまま30分ほど横に座って見守っていたが、終了後に「誰だか分かる?」と話しかけると、すぐに名前を呼んだ。
 実は3日前の病院でも、長い待ち時間の途中に同じことを尋ねると、数カ月ぶりに名前を呼んだ。家族との交流は認知症改善に確かに効果がありそうだが、それがただちに転倒防止につながるかはどうかは、慎重な見極めが必要だろう。
 施設の求めに応じ、明日も同じように面会に行くことになりそうだ。現時点で家族が面会すると2〜3日は行動が落ち着く、と施設側は言っているので、しばらくは土日と週半ばの週3回ペースで通うことになるかもしれない。
 対応できるのは、例によって私一人。ライブ活動を含めて、各種行動が今後かなり制限されることになりそうだ。