この時期には例年、車庫屋根からの融雪水がアスファルトルーフィングの隙間から通路に落ちてくるが、対策として昨秋にコーキングで隙間を埋めておいた。効果のほどは不明だったが、いまのところ完璧に封じ込めていて、煩わしい雨だれは落ちてこない。
気温の上昇に伴い、基礎給気口から給気される空気中の水分が増えてきて、床下土間コンに打ち水をしなくても、室内湿度が50%以上を常時キープするようになった。
インナータイツは今日からはくのをやめた。寝るときの湯たんぽも上旬からすでにやめている。セーター類も薄手に変更。長い冬も、いよいよ終わりを告げようとしている。
昨日と今日の夕方、母の暮らす施設に見守りに行く。18時20分からの40分ほどだが、夕食後から寝るまでの時間帯にあたり、職員さんが各入居者の対応に最も忙しくなる。母への目が行き届かなくなる可能性があり、家族の協力が必要になる理由だ。
昨日は持参したタブレットPCで譜面を表示しつつ、むかし母が好きだった「庭の千草」「宵待草」を歌ってみたが、本人は全く記憶にないという。ちょっとがっかりして、昨年母が口ずさんでいた「上を向いて歩こう」を歌うと、こちらは歌詞を見ずに、スラスラ正確に歌う。
若い頃にこの曲を歌っていた記憶はないが、いまの母にこの歌がシンクロしているのだろうか?
今日はデジカメを持参して、中に入れてある孫娘の写真を順に表示し、「ひ孫だよ」と見せてあげた。1年ほど前にはかなりの反応があったが、今回はまるで関心を示さない。これまたガックリである。
歌や写真は孫娘の子守りにも使うが、母よりもはるかに強い手応えがあり、機嫌が悪いときの切り札になっている。トイレや歩行、食べ物など、孫娘と母への対応には共通点も多いが、いずれは孫娘の成長が母の認知機能を上回ってゆくことになるのだろう。