2018年3月26日月曜日

そば茶と血圧

 若い頃から血圧が高めだった妻が、60歳を過ぎてから市の健診でしばしば高血圧を指摘されるようになった。
 3年前の健診で上が180、昨年の健診でも160で、市から運動指導や病院での受診を勧められていたが、根が病院嫌いなので適当にあしらっていたら、最近になって市の担当者が自宅まで直接指導に来る始末。

 いよいよ病院に行って血圧降下剤でも飲むべきか…、と悩んでいるので、以前に血圧にいいと聞き、一度だけ試したそば茶を真面目に飲んでみようか、ということになった。


 普段飲んでいるのは認知症に効くという緑茶。夏は麦茶が主で、ここにそば茶をはさみ込むには、かなりの決意が必要だ。
 いろいろ探して、トライアルで200g入り300円弱の格安そば茶を見つけた。昨夏にも1袋買ったが長続きせず、血圧までチェックしつつ継続的に飲んだことはない。

 珈琲用のスプーンで1杯(約10g)を急須に入れ、熱湯を注いで数分待つ。色が麦茶くらいに濃くなったら飲み頃だが、上品な風味があって食事や和菓子などによく合う。
 1袋目を集中的に飲み、昨年8月に新しく買った血圧計でこまめに血圧を測定した。当初は160前後と代わり映えしない数値だったが、袋が空に近づいたころ、ついに最高血圧が140台まで降下。これでもまだ高めだが、180台から比べると劇的な下がり方だ。
 そば茶が切れたあと、油断して1週間ほど緑茶に戻したら、血圧はたちまち160台に逆戻り。あわてて新しい袋を買いに走った。やはり効果があるのだ。


 そば茶に含まれるルチンという要素に血圧降下作用があるらしく、蕎麦そのものでも同じ効果があるとか。しかしそば茶で飲むのが効率的で手軽だ。
 夏は麦茶のように冷やして飲み、認知症予防としての緑茶は、たとえば昼食時に飲むなどし、そば茶は夕食時に飲むなど、それぞれの利点を活かして共存させる方法を模索したい。