2017年5月25日木曜日

予備iMacを買い替え

「新しいパソコンが欲しい!」と妻が言いだした。費用は自分で出すという。ずっと妻専用に使ってきたiMac-G5は買ったのは7年前だが、製品としては12年前の発売。さすがに古くなりすぎて起動やネット閲覧は動きが鈍く、セキュリティ面でも買い替えの時期だった。
 妻の用途はネット閲覧とメールくらい。最新ブラウザやセキュリティソフトが使えて、これまでと同じ操作感覚で使えるマック、という条件で機種を絞り込む。

 機種が多少古くても、OS10.9がインストール可能であれば問題ない。私がいまメインで使っているMac-miniがOS10.9で、インストール用USBメモリをすでに作ってあった。OS10.6.8以上がインストールされているマックなら、簡単に10.9にバージョンアップできる。
 いろいろ調べて、ヤフーショッピングでiMac-late2009という機種を見つけた。送料込みで26,800円で、上記の条件を全て満たす。当然ながら中古で初めて利用する店。しかしユーザー評価は悪くないので買うことにした。


 月曜に注文して翌日に発送した旨のメールが届く。アマゾンとはシステムがやや違うことに戸惑ったが、今日の午前中に商品が無事に届き、さっそく15時くらいからセットアップを始めた。
 OSは10.7.5が入っていたが、まずコマンドキー+Rを押しながら起動し、ディスクユーティリティから全データを消去する。時間は一瞬だが、中古で買ったマックの場合、まずこれをやらないとOSのインストールやデータの移行がうまく運ばないことがある。
 次にインストール用USBメモリを差してオプションキーを押しながら起動し、OS10.9をインストールする。こちらは20分強で終わるが、このあと再起動してアップルメニューから「ソフトウェア・アップデート」を実施する。
 OS10.9をOS10.9.5にアップデートするわけだが、ADSL回線だと軽く1時間はかかる。


 17時から2台のマック内にある「移行アシスタント」を使って、現状のMac-miniのデータやアプリケーション、各種設定をそっくり新iMacへと移す作業を始める。全ファイル容量は150Gほど。
 操作自体は難しくないが、移行中は両方のマックとも他の作業は一切できない。

 作業開始時に「3時間5分後に終わります」とメッセージが出たので、歌の練習や入浴、食事などで過ごす。その間、画面はスリープ状態で真っ暗。音も全く聞こえない。
 タイマーをセットして20時20分くらいにチェックしてみたら、作業は無事に終わっていた。アプリケーションの起動テスト、フォルダの小さな修正やドロップボックスとGoogleへのログイン処理などをやって終了。明日から普通に使える。
 新旧iMacの性能と消費電力は以下の通り。

《iMac-G5》2005年
・2.1GHz、PowerPC-G5、メモリ1.5G、HDD240GB
・OFF時 2W/起動時 75〜135W/サイト閲覧 100〜135W/スリープ時 5W

《iMac_late2009》2009年
・3.06GHz、IntelCore2Duo、メモリ4G、HDD500GB
・OFF時 0.5W/起動時 70〜100W/サイト閲覧 68〜91W/スリープ時 1W

 あらゆる面で性能は向上しているが、現状のメインPCであるMac-miniと比べても、消費電力以外の要素では全て勝っている。妻専用の予備PCでは惜しい気もするが、費用は妻が負担したので、非常時以外は妻専用だろう。