2012年5月7日月曜日

チーフリングを自作

 ライブ関連用品をちょっとだけ補修。ライブ毎に不都合を感じた部分を修正するのは、弾き語り活動を円滑に進める大事なポイントである。
 前回のチカチカパフォーマンスでジャグラーの方に聞いたが、使う備品の多くは自作するそうだ。まずは道具を自分で作ることが芸の第一歩らしい。大工だった父にも、棟梁に弟子入りして最初にやらされるのは、自分の道具をしまう道具箱作りだと生前聞いた。道は異なるが、通ずる世界は同じだ。
 まずは乾電池式PAのスタンド用として使っているカメラ用三脚の袋作り。マイクやPA本体と同梱するので、移動時に接触して傷が目立つ。ネジ類が壊れるもとでもあるので、厚めの端布で収納袋を作った。(袋作りは裁縫の基本)
 次にPA一式を入れるカバンの肩掛け部分の補修。肩当てをマジックテープによる着脱式にしてあったが、移動時にずれる元だと気づいた。つけ替える可能性は低いと考え、マジックテープを除去して大型ホチキスによる半固定式に変更。


 次にバンダナを留める「チーフリング」なるものを作る。一昨日のライブではバンダナを頭に巻いてスタンバイしたが、会場に入ってから気が変わった。周囲を森に囲まれた環境を見て、別途持参のハンチングをかぶり、バンダナは外して首に巻いて歌った。
 全体としてはいかにも森の歌い人、といった雰囲気で悪くないスタイルだったと自己評価しているが、問題は首に巻いたバンダナの始末だった。
 縛るのは好まないので軽く首に巻きつけたが、途中でほどけてしまった。ライブ中の修正は難しく、何らかの対策が必要だと痛感した。
 ネットで調べると、バンダナを首に留める専用の道具があることを知る。要は何らかのリング状の小物であればよい。市販品ももちろんあるが、自作している例も多数ある。
 手頃な材料で3つ作ってみた。ギターストラップの余りベルトを使った革製、アルミホイルの紙芯に布テープを巻いたもの、そして自宅南壁をつたうツタの蔓を編んだものだ。
 実際に首に巻いて一番しっくりくるのは、ツタ製のものだった。どの柄のバンダナにも合う。自然素材の強味である。これがあれば、手持ちのバンダナがすべて首にも巻けることになる。近々実戦で試したい。